がんばれ熊本市! 〜犬の殺処分ゼロをめざすとりくみ〜

 庫裏の横手は急な斜面になっていてそこに生えていたフキノトウもすっかりトウが立っている。
 それでも今朝はみぞれとアラレが少々降る。寒のもどしである。朝晩はやっぱり寒い…


本日はネットでちょっと嬉しいニュースを発見。

熊本市では動物愛護センターが中心になって犬の殺処分ゼロをめざして、様々な取り組みを行い生存率を大幅にあげているそうである。



 …センターの職員は憎まれ役も辞さない。娘と一緒に認知症の犬を連れてきた母親に「家族同然の犬を捨てていいんですか。娘さんはお母さんの背中を見て泣いていますよ」と翻意を促す。転勤などで犬が飼えなくなる場合、新たな飼い主を探すよう求める。それでも、引き取りを求める人には「犬を飼う資格はない」と非難することも。

 地道な努力が実を結び、熊本市の07年度の犬の引き取り数は1998年度の1割の52匹に減った。飼い主に返還する犬も増え、98年度に12.4%だった生存率が07年度は82.1%に上昇した。(西日本新聞 3月12日)


また熊本市はHP※を開設して動物の引き取り手を捜すなどの努力もしており、こうした先進的な取り組みは大いに評価されていいと思う。

http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/content/web/asp/kiji_detail.asp?NW=1&ID=2717&LS=52


 近年は簡単にブログが開設にできるようになった。

 そうした機能を使えばホームページより簡単に動物の引き取り手を捜すことができるのではないだろうか?と以前から考えていたのだが、実際にそうした取り組みがされているのは本当に嬉しい限りである。
 

生き物の命を粗末にすることは結局自分に大きなマイナスとなって返ってくる。
今日、面白半分で生き物を殺したり、捨てたりする背景には<悪いことをしたらいつか自分に返ってくる>という素朴な感覚が失われていることの現われでもあるのだろう。残念なことである…

 逆に言えば生き物の命を助ければ、それはいつか大きなプラスとなって助けた者に返ってくる。
 その意味では熊本市の担当者は随分と大きな功徳を積んでいることになる。素晴らしいなと思う。

 一旦、こうしたモデルができればその取り組みに習うことは決して難しくない。
 また近年ホームページやブログが簡単に開設できるようになったことはも大きな利点になるはずである。 こうした取り組みは是非、他の市町村でも見習って欲しいものである。

 がんばれ熊本市