H5N1型ウイルス襲来VS看護婦さんの最強備蓄リスト



本日は岡田晴恵「H5N1型ウイルス襲来 新型インフルエンザから家族を守れ!」(角川SS選書)をパラ読み。

 本書の帯にはこんな言葉が…

      日本にはワクチンが足りない!
      発生してわずか数時間で全国大流行。
      感染すれば100%発症!60%が死亡。
      ライフラインストップ→生活は大パニック

 うーん…なんか怖いです。

 著者は国立感染症研究所研究員で新型インフルエンザに関する啓蒙活動で知られる。

 新型インフルエンザについては最低限の知識や備蓄はしておくべきではないだろうかと思っている。

 先日、ご自分のインフルエンザ対策の備蓄リストを教えて下さった看護婦さんから一部改訂したリストが送られてきたので、再度公開させていただくことにする。

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わたしの備蓄リスト

マスク(できれば第2波の分や大切な人の分を確保したい。こればっかりは代用品なし)
 ミリタリーマス
 サージカルマスク
 0.1ミクロンN95(品質2〜3年で消費期限)
 テガダームテープ(マスクに隙間があるときに使用。手術するような大きな病院の売店にあり)
ゴーグル
常備薬(医療機関はパニック?高血圧など日頃家族に必要な薬を多めに処方してもらっておきましょう。)
サプリメント
 マルチビタミン
 マルチミネラル
 スピルリナマルチミネラルマルチビタミンその他の微量元素が多種類)
解熱剤(アセトアミノフェン。インフルエンザに対しては適切ではないものもありますので、薬剤師さんにインフルエンザの時に服用したいと説明してから購入してください。)
体温計
湿度計(室内湿度を50〜60%に保持する。)
ガーゼ(大きなものと滅菌、滅菌でないものも用意)
粉末スポーツドリンク(点滴代わりに病人の電解質の補充に)
たまご粥パック
ウイダーインゼリーなど朝食用ゼリー(家族全員倒れた時に寝たままでも栄養補給)
野菜ジュース
ミネラルウォーター
カロリーメイト(液体は病人に食べやすい栄養バランス食)
ゴム手袋(介護用の手が動きやすく破れにくいもの)
うがい薬(イソジン。でもうがいはあまり有効でないという説も多い)
アイスノン(家族の人数分)これは足りない場合はペットボトルを凍らせることで代用可
消毒用アルコール(80%エタノール、少なくとも70%以上が必要。)手荒れが気になる方には少し高くはなりますが、ジェルが入ったものの方が手に優しいです。
ビルコンS(ちょっと高いけど手さえも荒れるアルコールでは顔にはきつい!楽天で買えます)
霧吹きアルコール消毒用 インフルエンザウイルスがあると思われるところに直接噴霧するとウイルスが舞い上がってしまうので、ティッシュなどに噴霧してからふき取りがおススメです。
携帯用スプレーの容器 外出先にアルコールを持参します。インフルエンザウイルスがあると思われるところに直接噴霧するとウイルスが舞い上がってしまうので、ティッシュなどに噴霧してからふき取りがおススメです。
脱脂綿・カット綿(アルコール消毒用)
石鹸(固形はウイルスが表面につくのでポンプ式が良い。石鹸のように一見見えても、合成洗剤もあるので、裏をよく見て買いましょう)外出後は少なくとも30秒以上入念に洗ってください。
手荒れ防止に医療用ハンドクリーム(手あれは感染と雑菌繁殖の温床)
キッチンハイター(漂白作用のある次亜塩素酸入りのもの、食器の消毒)
衣類用ハイターかブリーチ(次亜塩素酸入りのもの。カラー用はダメ。衣類や病人の部屋の消毒)
外出用白い服と白い靴下(漂白しやすい)
長靴(消毒しやすい)
ビニールエプロン(病人看護の時に使用します)
100円均一で見つけた雨合羽の上下(外出用や病人看護に使い捨ても可能。毎日の病院通いにアルコールで消毒し、8時間経過後に再使用するつもり室外の物干しにかけておく)
シャワーキャップ(病人の咳がひどい時に使用)
カセットコンロとボンベ(ライフラインのダメな時用)
懐中電灯、ろうそく、電池
トイレットペーパー
ペーパータオル(タオル感染の予防)マイタオルも一つの方法かもしれませんね。
ウエットティッシュ
ラジオ(電池で使用できる情報源が必要。携帯できれば言うことなし。発生情報を常に把握)
ネットのできる携帯電話
生理用品
ビニール袋(ウイルスのついたゴミは密閉しないと空気中に舞います。ビニールで密閉してすぐに外のゴミ箱へ)
洗濯ロープ(部屋干し用です。外はウイルスで一杯?)
紙おむつ(下痢がでたときに必要ですがさすがに置き場所をとるのでまだ買わなかった。発生してから買うつもり。平型は咳のひどい患者の頭のところに敷いて飛まつがふとんにつくのを防ぐと度々シーツを代えなくても良い。また、下痢がひどいときにはふとんの汚染防止のためにふとんに敷き詰める。病院ならではの使用方法がある。その他、バスタオルを部分的に敷いてまめに換える方法もあります)
食品は好みがあるのでお好きなものをどうぞ。
今のところ思いつくのはこんなものですが、100円均一を見ていると別の使用方法のアイデアが浮かぶのでまた増えそうです。
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先にあげた「H5N1型ウイルス襲来」にも備蓄リストが載っていて、そこから何点か補足しておこう。

缶詰(家族全員が倒れてもちょうりせず、簡単にとれるもの。果物缶は糖分、水分。魚やコンビーフたんぱく質。コーン、大豆などの素材缶も便利)

粉ミルク、離乳食

缶ドロップ、チョコレート、キャラメル、

ジャム、ゼリー状栄養補給食品(少量でも糖分が高く高カロリー。体力の無い高熱時にも摂れる)

水 (一人一日3リットルが必要)

ペットフード(ペットがいれば)

多少の現金(社会・経済が混乱するとクレジットカードが使えなくなることも)


新型インフルエンザの来襲は時間の問題ともいわれる。備えあれば憂い少なしである。




★岡田晴恵「H5N1型ウイルス襲来 新型インフルエンザから家族を守れ!」目次

第一章 H5N1型ウイルスがやってくる…
第二章 海外で新型インフルエンザ発生
第三章 とうとう国内で新型インフルエンザ発生!
第四章 家族が新型インフルエンザにかかった…!?
第五章 大流行。そして…。