平野泰弘・編著「名人庭師とっておきの知恵袋」

 本日驚いたニュースは愛知県で散弾銃を所持していた僧侶(48歳)が逮捕されたというもの。
 中学時代の同級生の夫を殺害する目的だったというが詳細は不明。散弾銃と実弾65発を所持し、実弾2発は既に装填されていたという。
 仏僧ではなく物騒…


 本日は寒の戻り。
 風が冷たく、時々冷たい雨が降る。

 私は福知山にある霊場会の事務局で霊場会のHP作成に関する企画会議に参加。
 住職は兼務しているT寺にてみぞれの降る中、萩の移植作業。相当大変だったらしく、お疲れの様子…

 だいぶ前に買った本で最近ぱら読みしているのが


 

名人庭師とっておきの知恵袋 (講談社+α新書)

名人庭師とっておきの知恵袋 (講談社+α新書)

 代表的な花木を中心に庭造りに関する薀蓄やポイントが分かりやすく、読みやすくまとめられている。尤も庭作りを基礎からレクチャーする本ではなく要所要所のコツを伝授してくれる本である。

 また施主さんの今と昔など、ベテランの庭師さんがお茶を飲みながらあれこれ昔話をしてくれるような語り口なのも楽しい。
 丁度、市内の神社で恒例の植木市をやっているのでたまには覗いてみたくなった。

 本書によれば植物はいじってやることで元気になるそうである。
 庭木を植え替えまでしなくても、堀りだして向きを変えてやるだけでもいいそうである。

 どうも植物は根や幹を傷つけられることで生命が賦活することがあるようである。ある農家の方もネギを一度土から抜くと甘くなると教えて頂いたことがある。

 大事にされるばかりでなく時々、痛い目に逢うと逞しく、強くなれるというのはなんとなく人間に似ているようで興味深い。


       ★目次★
 
 第一章 伝統庭木、はやりの庭木の仕立てと手入れ
 第二章 その他の庭木についての庭師の四方山話