新緑のお寺でお見合い

《キッチンの窓から見た新緑の境内》



  【お知らせ】

 本日、HPを少々更新致しました。
 ご笑覧下さいませ
    http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/



 いよいよ新緑が盛んな時期になった。
 新緑の緑は晴れても雨が降ってもどこまでも穏やかで、心を洗われるようである。
 今日は雨で洗われて緑が鮮やかである。

 本日はお寺でお見合いあった。

 母の知り合いのお嬢さんと檀家さんの知り合いの男性ということで母は気合入りまくりである…。

 住職はキッチンで食事をしてもらうと言い張るのだが、散らかっていて、住職の作業着とか古新聞とかEM培養用の生ごみまで置いてあるキッチンに人を入れたくない私は強行に反対して、普段は私達夫婦が寝室に使っている奥の部屋を提供することにした。

 お見合いの始まる前にお茶でも飲もうとキッチンに入ると当のお嬢さんが掃除もしていないキッチンに座っているではないか…
もみじ祭りの忙しい時期にお手伝いに来て頂いたりして知っている方だがかなり美人さんである。見合いなのでもちろん素敵なお召し物。キッチンの扉を開けたらそんな方がちょこんと座っているものだから、動揺して思わず

『は、はじめまして!』

 と挨拶してしまった…初対面の相手でもないし、お前がお見合いの相手でもないし…と心の中で自分にツッコミ(泣)

 掃除した奥の座敷ではなくなぜ汚いキッチンに主役を通すのか全く意味不明である。

 お昼は母の手作りのささやかな食事。

 母にはいくつかあだ名があるがそのひとつは『殺し屋』である。
 いつも分不相応なくらい最高級の材料を買ってくるのだが、変な調理法や変な盛り付けで素材の良さを殺してしまうからである…

 

 相手の男性もハンサムで誠実そうな方であった。波乱含みのこのお見合いどうなることやら。
 素敵なお二人の御健闘を祈るばかりである。

 ちなみにお茶菓子は菖蒲と鯉のぼりの錬り切りでした。