ジュリーよ永遠に…或いは「英霊来世」のこと

Youtube漂流記】【のんびりしてられない日記】



『 麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが

 忌わしい時代に 遡るのは賢明じゃない

 我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ

                       沢田研二  』  



 お坊さん向け月刊誌「寺門興隆」(興山社)の5月号を見ていたら、
 『週報 超伝導!』というお坊さんのブログが載っていて、早速拝見。

 ブログを書いているのは脱サラ脱フリーターの副住職様である。私も脱フリーター組なのでシンパシーを感じてしまう。

 こちらのブログは毎回、含蓄のある法語が掲げられ大変な人気だそうである。


 ところがその中に思わず「えーっ!」というような記事を発見した。

 沢田研二憲法九条を守れと訴える歌を歌っている

 と書かれてあったのだ…タイトルは「我が窮状」。
 憲法九条が窮状なのだという

 【同ブログ5月1日の記事】http://ameblo.jp/namuamidabutsu/

 そしてお約束ながら朝日新聞などが賛美の言葉続々とか…

 ジュリーよおまえもか…。なんだか哀しくなってきました。

 子供の頃、ジュリーこと沢田研二氏はスターであった。
 「ザ・ベストテン」などの番組が最盛の頃でテレビの画面に映るジュリーはいつも光り輝いていた。それが…

 ただ聴いてみるとこの歌決して悪い歌ではないのである。

 それほど声高に何かを訴えるというわけではない。だがあれほどダンディでかっ良かったジュリーがただのおじさんに見えてきた。歌詞もジュリーの作詞なのだが、


 (九条は)英霊の涙に代えて授かった宝だ


 とまで書かれている。申し上げにくいがジュリーは英霊の声を真剣に聞こうとしたのだろうか。

 ロシアや韓国に自国の領土を占領されても、ミサイルが飛んできても、国民が拉致されても信じあい、許しあえば平和が訪れるというのは幻想でしかない。

 その幻想は甘美だが、そこに国民の生命や尊厳を賭けてもらっては困る。

 英霊は決してそんなことを望んではいない。

 ジュリーを永遠に…合掌
 ジュリーよ、どうせなら「英霊来世」を聴いてください。きっとあなたより英霊の声をきこうとしています。