謎の海底遺跡発見?

 【舞鶴ご近所日記】

 中学生の頃、学研から「ムー」という雑誌が創刊された。


 謎の超古代文明、UFO、超常現象、未確認生物、秘密結社、超能力…

 そういった記事で埋め尽くされた雑誌である。
 子供というのは概してそうしたことに興味を惹かれるものだが、私はこの雑誌に夢中になった…

 そういえば暫く前に蔵書を整理していたら、この「ムー」の発行した「記者証」なるものが出てきた。応募すれば誰でもこの記者証が貰えた時期があった。どう考えても<読者囲い込み企画>の典型なのだが(笑)、そんなものを後生大事に持っていた自分が懐かしいような、ちょっと恥ずかしいような思い出である。

 最近のニュースで地元舞鶴の海底に階段状の遺跡らしきものがあると報じられた。

 【京都新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000034-kyt-l26

 写真を見ると確かに階段状に見えるのである。よく調べてみると階段は赤レンガで出来てました…とかだったら面白い(←すいません地元ネタです)

 記事にもあるように火山性の岩石というのは節理といって規則正しい割れ方をするそうなので、海底遺跡の可能性は低いそうである。

 だが気になるのはこの海域にはかって「凡海郷(おおしあまのさと)」という大きな島があり、それが地震によって沈んだという記述が「丹後風土記」にあることである。
 この凡海郷については以下のHPに大変詳しい記述がありますので、関心のある方は是非ご参照下さい。丹念に調査されており、非常に興味深い内容です。

【凡海郷】http://kammuri.com/index.htm

 写真でみると海底の綺麗な青色の中に人工物とも自然の岩石とも判別のつかないものが沈んでいる。その光景は何ともいえず美しい。「ムー」に夢中になった頃の情熱がちょっとだけ復活しそうになった…