身体の風水 心の風水
最近少し期待して読んだ本が来村多史氏の「風水と天皇陵」(講談社現代新書)である。
- 作者: 来村多加史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/18
- メディア: 新書
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日本の歴代天皇陵には、古代中国から伝わった風水の思想が込められていた。その立地に見られる共通点を、執念の踏査で解き明かすスリリングな試み
カバーにこう書いてあって結構ワクワクして読んだのだが、途中で「執念の踏査」というのが「地道なフィールドワーク」の巧みな言い換えであることに気がつきました…
良心的な内容ですが、ものすごくスリリングというわけではありません(笑)でも関心のある方はご一読を。
東洋医学では人体は<気>、<血>、<水>という3つの要素でできていると説くのだが、人体をひとつの風景に当てはめたときに<気><血><水>の流れというのは風水的環境になるのか、ならないのか…というのはなかなか興味がある。
風水的に良い道路や河川の流れを作るような発想が、この<気><血><水>の流れに取り入れられるのかということである。
(ちなみに東洋医学の<血>や<水>は現代医学でいう血液や水分とは同じではない。念のため。)
もうひとつ考えているのは人間の心をひとつの風景と捉えたときにそこに風水的な観点から、心の改善や運気の改善といったことが可能ではないかということである。
部屋の中がごちゃごちゃしていると仕事もはかどらないし、気持ちも暗く、憂鬱になって、運気も落ちる。
ならば心の中にわだかまりやこだわりといったものを抱えていることは<部屋の中がごちゃごちやしている>ことと(風水的に)同じ意味を持つのではないか…
最近、そんなことを考えている。
さらに進めると、部屋がごちゃごちゃと散らかっていると、心はその乱れを反映してごちゃごちゃに向かうのではないか。勿論、心が乱れると、部屋が乱雑になることもある。
心を変えることは私にとって大きなテーマだと思っているが、心へのひとつのアプローチとして自分の身の回りの環境を変えることは有効ではないかと思っている。
そして自分の身体や心を風水的視点で見てみるのも面白いし、案外役に立つのではないかと考えている。
いろいろ考えてみたが部屋の中も心の中も掃除と整理整頓が基本というのはやはり鉄則のようである。
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