刻まれた国旗の下に

久々に「エッ!」と絶句するようなニュースがあった。

民主党の鹿児島県の霧島市で8日に開かれた民主党衆院選立候補予定者の決起集会で2枚の国旗を切り刻んで重ね、民主党旗として掲揚していたというニュースである。もちろんこういうニュースは京都新聞には載りません(笑)

私たちの世代は国旗や国歌についてキチンと教えられた記憶がない。
しかし日本以外の国々では国旗と国歌を尊重することを子供のころから教えられる。
アメリカの小学生は毎日、星条旗への宣誓を行っているそうである。一方、日本では卒業式といった特別な式典でも国歌を歌わないのも自由、国旗に敬意を表さないのも自由で、それを強制するのは国家主義軍国主義とみなされる。

外国に行ってその国の国旗や国歌を軽んじたり、不敬であれば厳しく批判されると覚悟しておいたほうがよいだろう。日本では自国の国旗国家を軽んじている手前、他国での国旗・国歌の尊厳を正しく教育できないという矛盾と混乱は誰が責任を取るのだろうか。

産経紙に連載されている「続・民主党解剖」は面白く読んでいるが、11日の記事には『「わが世の春」待つ日教組』という記事が掲載された。

民主党には輿石東(こしいしあずま)氏をはじめ8人の日教組議員がおり、うち3人が「次の内閣」に名前を連ねている。

日教組委員長を12年間も務め“ミスター日教組”と言われた槙枝元文は最も尊敬する人物として故金日成を挙げ、平成3年には北朝鮮から親善勲章第1級を授与されている。
現在の日教組でも依然として北朝鮮よりの政策は続いている。日教組が連帯をうたう『日朝国交正常化連絡会』は今年の4月に北朝鮮が発射した弾道ミサイルを「ロケット」と主張し、発射直後には外務省を訪れて対北制裁措置の即時解除を求めている…

日教組の旗色は既に鮮明である。
そして日教組系議員が大きな影響力を持つ民主党もまた然りである。

鳩山代表は今回の件について「我々の神聖なマークなのできちんと作らなければいけない」と述べたそうだが、国旗が神聖なのではなくて、民主党旗が神聖なのだとは恐れ入る。

政権交代は必至であるが、外交や安全保障など左右対立の深刻な問題を契機に民主党政権が早期に瓦解する可能性は高いだろう。自民党に代わった民主党もまた醜態をさらすなら国民の政治不信はいよいよ深まるばかりだろう。

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