屋根裏の困った住人

困ったことになった。
屋根裏にスズメバチが巣を作っているのである…

私の住んでいる庫裏は平屋だが、しばらく前から、スズメバチが軒下から出入りし始めた。

「現代農業」に載っていたスズメバチ用のトラップというのを作って軒に下げてみたが、戦果は一匹のみ。戦果というより事故死というべきか。
お参りの人が刺されては大変なので蜂の巣を撤去することにした。

舞鶴市では蜂の巣を撤去したい人に専用の防護服なるものを貸してくれると聞いたので早速市役所に電話した。防護服は無料で貸し出すが期限は一日限りとのこと。(ビデオみたいに2泊3日があれば良いのに)


「寺務所の天井板が一枚だけはずれるようになっていて、そこから天井に上がれると聞いたことがある」という住職の不確かな情報をたよりに下から一枚ずつ天井板を棒で突いていくと、押入れの天井板一枚が動くではないか。

屋根裏への入り口は判明したがうっかり突入して刺されててはたまらないので、夜になるのを待つ。スズメバチは夜間は寝ている?らしいのである。

夜になってから寺務所に脚立を持ち込み、天井裏に上半身だけ乗り出して、ライトで周囲を照らす。天井裏は予想外に広い。私が立って歩けるほどである。だがいくら探しても蜂の巣らしきものは無い…とおもいきや上を見上げると、屋根の交差した部分の一番隅に巣を発見した。屋根裏の天辺といっていい場所なので到底手が届かない。


市役所の担当の方が「バルサンを焚いて退治される人がある」と教えてくれた。一番高い場所なので、バルサンは有効かもしれない。

山寺に暮らしていると一番遭遇したくないのがスズメバチマムシである。熊やイノシシは凶暴だが襲われる心配はまずない。だがスズメバチマムシはどこで遭遇してもおかしくない。

ようやくお盆が終わってのんびりできると思ったら、なかなかそうはいかないようである。

ただ蜂用の防護服というのはちょっと着てみたい気がする。昔のB級SF映画に出てくる宇宙服のようなものを想像しているのだが、それを着たらどんな姿になるのか少しだけ楽しみなのである。


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