老僧VSスズメバチ

庫裏の屋根裏にスズメバチが巣を作った。

昨日、無謀にも何の防護対策をせずに老僧(住職)が屋根裏に上がっていった。(←一応止めました)
あんまり遅いので心配になってきたところへ老僧は無事生還してきた。

垂木と屋根の間に指が入るくらいの隙間があり、そこから蜂が出入りしているとのこと。
巣の大きさはドッチボールを優に上回る大きさという…

私は垂木と屋根の隙間がもっと広いと思っていたので、そこにビニールパイプを入れてバルサンの煙を流し込もうと考えていたのだがそれも難しいことがわかった。

本日、老僧は兼務している山寺から赤土を採ってくると、簡易セメントと混ぜ始めた。漆喰状のペーストを作って垂木と屋根の隙間を埋めるのだという…

せっかく防護服を借りてきたのに、老僧は防護服の頭部のネットだけかぶると、普通のビニールカッパを着て梯子に登り、垂木の隙間を泥状のペーストで詰めていく。

スズメバチは音や振動に敏感だというのに老僧はポケットラジオを鳴らしたままで作業している。なんという豪胆な…いや無謀な…

仕方なく私は梯子の下から老僧に団子状に丸めたペーストを手渡す。

妹が心配して、近寄ってくるスズメバチキンチョールをかけるのだがさすがというべきかスズメバチは少しひるむだけで死ぬことはない。あんまりキンチョールをまいていたら老僧が梯子から落ちかけた。

老僧は無事作業を終えたが、巣に戻れなくなったスズメバチが玄関をしきりに飛んでいた。
夕方になって天井裏からガリガリと音がした。どうやら出られなくなったスズメバチが懸命に天井板を齧っている音らしかった。


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