山寺のつれづれ日記

 住職が自分用のデジカメを欲しいと言い出した。

 だが何度説明してもでデジカメというものが理解できないらしい。そのうち

 デジカメというのはフラッシュをたかずに撮影できるカメラなのか?

とまで言い出した…



 庫裏の横の斜面に栗の樹があり、数日前から猿が栗の実を食べにくる。山寺では毎年、栗の渋皮煮を作るので栗を食べられては非常に困るのである。

 昨日は住職がロケット花火で応戦。コーギー犬を放すと勇んで山の斜面に上ろうするのだが、悲しいかな脚が短いのでうまく上れないのである。あまり役に立ちそうにない。

 そのことを考えながら寝たら、夢の中に巨大な猿が出てきた。
 お寺のそばを歩いていると、ある檀家さんの家のドアが開いて巨大な猿が出てくるのである。その猿がばったり倒れると、猿というのは実は着ぐるみで、中から檀家さんのA氏が出てきた。翌日はA氏宅で法事があるので記憶がごちゃごちやになっているらしかった…



 今朝は明け方にコーギー犬の甲高い鳴き声で眼が覚めた。

 山寺で飼われているコーギー犬は名前をバロンといい、かなりの爆音で鳴く。とても寝ていられないので眼が覚めてしまった。

 しばらくして鹿の鳴く声が聞こえた。山門の向かいの山で鳴くらしかった。
 鹿の鳴き声は笛の高音のようで、決して大きな鳴き声ではないのだが、鹿が鳴くたびにバロンは爆音で鳴く。

お前のほうがよっぽどウルサイわいっ!(怒)

 とツッコミたいところである。

 眠れずにいると、随分経ってから鹿が3度続けて鳴いた。なんとも悲しい声で胸が苦しくなるようだった。
 もちろん鹿は悲しくて鳴いているのではないだろう。しかし秋の気配の中で聞く鹿の声はなんとも物悲しいのである。


 今夜はコンビニから帰って、車を車庫にいれようとすると栗の木がざわざわと動いた。猿は夜には行動しないはずなのだが、庫裏の明かりをたよりに栗の実を食べにきたらしい。
 しかたなくロケット花火を数発発射して追い払う。

 夜間に猿が移動してくると今夜もコーギー犬の爆音で目が覚める予感がする。困ったことである…


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