「リトル・フォレスト」の美味しい田舎暮らし
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/23
- メディア: コミック
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ブックオフオンラインで五十嵐大介氏の「リトル・フォレスト2」(講談社)を見つけたので購入。
やっぱり五十嵐大介さんの漫画はいいですねえ…
絵も内容も素敵です。
カバーの見返しにはこう書かれている。
小森のこと
“小森”は東北地方のとある村の中の小さな集落です。
商店などはなくちょっとした買い物なら役場のある村の中心まで出ると
農協の小さなスーパーや商店が数軒
行きはおおむね下りなので自転車で30分くらい帰りはどのくらいかかるかなあ…
冬は雪のため徒歩になります のんびり1時間半でしょうか
小森だから「リトルフォレスト」である。
田舎で暮らす主人公は若い女性だが、しっかり田舎に根を張ってくらしている感じがとてもいい。素朴で豊穣な田舎暮らしを素晴らしい絵で満喫できる。五十嵐氏の絵は独特だがハマるとクセになるのである。
この山寺も田舎暮らしには違いないのだが、もうひと世代前の自給自足的生活がとても新鮮に感じられる。本書の中心は農作業と農村での食事である。
住職によれば昔は豆腐、味噌、醤油、水あめ、などなどを各家庭で手作りしていたというがそういった時代を彷彿とさせる。同時にどこか都会的で多国籍な感じもする。
取り上げられる食べ物がとにかく美味しそうである。
あずき入りのおやき、ストーブでの焼き芋、こごみのおひたし、大根のタルト、お米のサワー、あけびのサブジ風、干し芋、黒米とかぼちゃのケーキ、じゃがいもパン、がんずき…
レシピの紹介されているのもあって自分でも作ってみたくなる。
五十嵐大介氏は私にとってもっとも気になる漫画家の一人だがやはりタダ者ではない。
【五十嵐大介周辺日誌】http://d.hatena.ne.jp/iga-ren/
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