最高の快楽を得るために
人生にとって最高の快楽という言葉を聞いて人は何を思い浮かべるだろうか。
美酒、ギャンブル、セックス、美食、強大な権力、巨万の富…
私は人生の最高の快楽の中に<自分が変わること>を含めていいと思う。
自分とはこんな存在と思っていた自分から全く違う自分に変わること(もちろん良い意味ではあるが)は人生の中での最高の快楽であると思っている。
自分が変わると、目に映る風景さえも違って見える。
私自身もそんな体験をこれまで何度かすることができた。その貴重な体験の中でこの仕事を選んだといっていいかもしれない。
私達は自分の人生や自分をとりまく世界をとても狭くて、絶対に変わらないものと決めてしまっていることが多い。そして正に自分が勝手に決めた人生と世界の中に生きながら、不安や不満や苦悩に呻吟している。
仏教のひとつの可能性はこの自分を変えるという部分にあるのではないかと思っている。
その素晴らしさをこの拙文を通じて少しでもお伝えできればと思っている。
仏教のイメージのひとつに怖そうなお坊さんが出てきて
「無になるのじゃぁ!」
とか言われたりするというのがあると思うのだが(笑)仏教の一部には確かにそういった世界はあるが、もっと身近なところでは自分をとりまく世界を変えるひとつの方法は人間関係を変えることだと思う。
家庭、職場、学校、地域…
私たちは様々な人間関係の中で生きているが、そうした人間関係によって生まれるストレスというものが人生にとって最大のストレスであることが多い。
ひとつの提案は人間関係の中で相手を褒めるということを積極的に、意識してやってみてはどうかと思うのである。
褒めることで相手から意外な反応や結果が生まれることが多いのである。
私の大好きな漫画「ドラゴン桜」に生徒を褒める効用というのが説かれていて、とても納得できた。そこに列挙されていたホメ方テクニック十ヵ条※を記しておこう。
1 具体的に褒める
2 抽象的に褒める
3 すぐ褒める
4 「これは」と思うことうを、いつまでもしみじみと褒める
5 理由をつけて褒める
6 理由なしで褒める
7 褒め言葉のバリエーションを増やす
8 感謝の言葉も褒め言葉である
9 第三者も褒めていたと伝える
10 その子の思い入れの大きいことを褒める
日本人は相手を褒めることをもっと行っていいのではないかと思う。
とりわけ日本人の男性は褒めるのが下手なのではないだろうか。日本の男性には言葉に出さない美学や信念のようなものがあり、私も多いに共感するのだが、例えば家庭で食事を食べながら「美味しいね」褒めるといった単純なことを実践してみてはどうだろうか。
褒めることは確かに照れくさいという面もあるし、お調子者に見られるのではないかといった心配もある。
同時に褒めることができる資質というのは素直さにもつながるのではないかと思う。
子供は美味しいものを食べると即座に「美味しい!」というリアクションをする。その素直さを私達大人も見習ってよいのではないだろうか。
素直な人生というのはとても素晴らしいものである。多分、それは自分を変える大きな一歩になると思うのである。
※この十ヵ条は下記の書籍からの引用である。
- 作者: 親野智可等
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/09/29
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