子供の不思議な世界

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【紅葉情報】境内のもみじは大半が散りつつあります。
【名物“釜炊きぜんざい”】薪を使ってお釜で炊いた地元の小豆と炭火で焼いたお餅が美味しいです。
【観音寺の大根だき】今年度は終了しました。ありがとうございます。
【門前の野菜売りのおばさん】そろそろ品薄になってきました
【金剛院ライトアップのお知らせ】本年度は終了致しました。ありがとうございました。

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今月は何人か知り合いの方がお寺に来て下さった。

昨日は松尾寺の門前で流々亭※という素敵な茶店をやっておられる姉妹の方が来て下さった。癒し系のお二人とお話をしているとその日の疲れが取れました。小さなお子さんを連れてこられたのだが、子供さんは境内が珍しいのかあっちへ行ったり、こっちへ行ったり…お参りの方に愛想を振りまいて深ぶかとお辞儀する仕草がとても可愛かったです。

今から考えると子供の頃というのはとても不思議な世界に住んでいたのではないかという気がする。

子供なりに世の中のことをいろいろ考えて納得したり、想像したりしているのだが、後から考えるとかなり変なことを思い込んでいたことが随分あった。

例えば<下水道料金>。

各家庭の排水溝から流れた汚水は水道局の地下に集まり、各家庭専用の容器に貯められる。その容器には目盛がついていて、水道局の人はその目盛を読んで水道料金を計算するのだと思っていた。

ガソリンスタンドの<満タン>。

満タンというのは車のタンクにガソリンがいくら残っていても、とにかく満タンにすることで一律の料金を取られるのだと思っていた。つまり車のタンクが空に近ければ近いほど沢山ガソリンを入れてもらえて得をするわけである。ガソリンを入れるたびに「今日は得したかな?損したかな?」と考えていた。

誰しもこんな思い込みを持っていたのではないだろうか?

私の友人に聞いてもいろんな話が出てきた。

モンブランケーキの上に載っているうにゃうにゃしたものを蕎麦だと思っていたとか、中華料理屋が出前を配達する時のバイクの後ろに蛇腹のようなスプリングがついているが、それを中華用の小皿を重ねたものだと思っていた…などというのもあった。

大人になるというのは多分こうした思い込みをひとつづつなくして、世間と共通の世界を手に入れることなのだろう。

だが同時に何か不思議で、大切なものも失われるような気がする。
子供の頃どんなふうにこの世界を捉えていたのか…きっと世界には沢山の不思議や未知があったはずである。もう一度その頃の感性に戻りたいと思うこ

【西国観音霊場29番札所 松尾寺門前 流々亭HP】http://rurutei.net/


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【告知】「かずぼう窯」作陶展開催のお知らせ

所:まいづる知恵蔵にて(舞鶴市役所隣 0773−66−1035)
時:11月27日(10〜20時)28日(9〜20時)29日(9〜19時)

多芸多才な舞鶴の風流人“かずぼう”さんとその高弟Hさんの陶芸作品の数々が一堂に会します。
普段使いの食器からアートを感じさせる作品まで多彩に展示されます。昨年もお邪魔しましたが楽しいひと時をすごすことが出来ました。

「創作古裂ぐみ」の素敵でホッとする古布アートの数々も同時に展示されます。

関心のある方は是非足をお運びください。合掌