お坊さんの携帯電話

お坊さんにとって緊急の連絡は日常茶飯事ですから携帯は必需品です。

知り合いのお坊さんが何ヶ月も忙しくて、ようやくとれた一日の休みを釣りに出かけ、一投目を投げた瞬間に携帯が鳴ってお葬式の連絡を受けた…と聞いたことがあります。お葬式というのは一生に一度しかない大切なことですから、お葬式の連絡を受けたお坊さんはすべての用件がキャンセルになります。ですからお坊さんはたまに家族と旅行に出かけるという時も100パーセント楽しむということができないわけです。その意味では大変な仕事といえるのではないでしょうか?



使っていた携帯のサービス(docomomova)がもうじき終了することになったので新しい携帯を買いました。

携帯ショップに行ってまずびっくりしたのは携帯の値段がメチャメチャ高いこと。5万くらいするのはザラ…
私が使っていた携帯は850円。携帯ストラップを何度も替えているのでストラップのほうが高いくらいです。

お店の人に「一番安いの下さい」と言ったら、出てきたのはやたら文字盤が大きくてみるからに「おじいちゃん用携帯」みたいな代物でした…さすがにそれは気持ちが萎えたのでもう少しだけ高いゴールドの携帯を買いました。

密執金剛神という仏様がおられて<金剛を持つもの>という意味とされているので、<金剛を持つ>→<ゴールドの携帯>とかけてみました。自己満足です…
(ちなみにこちらから送ったメールが未着になっていることが何度もありましたので、私宛にメールを送って返信のない方はその旨ご了承下さい。原因は調査中です…)

そのうちにお坊さん用にご詠歌とか般若心経の着メロができるかもしれません。とりあえず着メロは「颯爽たるシャア」にしました。



私が携帯を買ったことを知った母が「古い携帯捨てたの?」
と聞くので「まだ持ってる」と答えたら…

「旅行に行くからか貸してよ」

「…無理ですっっ!」

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