初雪と初コスプレ
【山寺の子育て日記】
実家に帰省していた妻が子供を連れて戻ってきた。
先日、子供を抱いた妻が出入りの業者さんに出会ったら、先方の顔色が変わったという。しばらく沈黙の後
「…お体のおかげんが悪いのかと思ってました」
と言われたそうなのだが、妻曰く
「長いこと私が不在だったので離婚したと思われてたみたい(笑)」
4ヶ月も家に居なかったらそう思われても仕方がない…
山寺の暮らしは大変だが、赤ん坊がどれだけ泣こうが周りに気兼ねする必要は全く無い。これなどもとても有難い。
数日前に兼務している山寺の周りにうっすらと雪が積もった。
届け物にきてくれた檀家さんの車にもシャーベットのような半透明の雪が貼りついていた。
昨晩から身に沁みるような寒波がやってきた。
朝方は一時間ほど風の中を雪が舞っていた。初雪である。雪が終わると急に晴れ間がみえた。
庫裏の裏手に20メートルほどの樫の木が何本か立っていて、陽が差すと、何百という葉に光が映えて燦燦となる。風が強いとその反射する光もせわしなく光って見える。
子供にとっては今日見た雪が本当の初雪だと気がついた。
子供にとっては眼に映るすべての風景が新鮮なのだなと思うと自分自身が見慣れた風景も少し新鮮に見えた。
子供は妻が買ってきたフリース製のカエルの形をした着ぐるみを着ていた。暖かそうだが、大きくなって秋葉原でコスプレするようになったらどうしょうかと少し心配である。
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