究極の幸せを求めて
10月26日に鳩山首相が衆議院本会議で行った所信表明演説は52分という異例の長さだったが、その中で「住職」という言葉が3度使われたそうである。
要旨は次のようなものである。
重度障害者を雇用しているある会社があった。その会社の社長さんが文字も読めない子供達が施設から満員電車に揺られて仕事場にやってきて一生懸命働くのはなぜですか?施設にいるほうが幸せなのに…とあるご住職に尋ねたところ、そのご住職はこう答えという。
「物やお金があれば幸せかというとそうではなくて、人間の究極の幸せは4つである。4つの幸せとは愛されること、ほめられること、役に立つこと、必要とされることである。働くことによって<愛>以外の3つの幸せが得られる」
(この社長さんの会社というのは日本理化学工業という会社で、粉の飛びにくい「ダストレスチョーク」という商品で有名だそうである。)
正直言って、私はこのご住職の言葉はもうひとつピンとこない…
ただ誰もが自分にとって「究極の幸せ」をもとめ続ければいいのではないか?と思う。
最近の日本人は自分にとって幸せとは何か?といったことを考える心のゆとりを失っているのではないかという気がする。
目先の義務や世間体や感情のままに流され、抗い、鬱々と暮らしている方が多いのではないだろうか?
尤も私に偉そうに言える資格は何も無い。多分私も大同小異の生き方をしている。
ただこれからも少しでも自分にとって究極の幸せとは何かを考え、またこの山寺にご縁のある方々が究極の幸せを探すお手伝いができたらと思っている。
当ブログも本年最後の更新となりました。
今年も拙文にお付き合い下さった皆様に心よりお礼申しあげ、皆様の来年のご多幸をご祈念いたします。
午前0時から本堂で年越しもお勤めをします。
お勤めではいろんな祈念や供養を行いますが、このブログを読んでくださっている皆様のご健勝もお祈りしたいと思っています。
一年間お付き合い頂き本当にありがとうございました。
合掌
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