雪の夜の迷想

  【お知らせ】


本日、HPを少々更新致しました。
ご笑覧下さいませ
http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/

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昨日、飼い犬のトモが昇天しました。

トモは病気にかかって捨てられた犬でした。お寺の境内に迷い込んできて、山寺の食客となりました。
猟犬の血を引く雑種で、サルの撃退に活躍してくれました。

山寺はいろんな犬を飼いましたが、2頭が節分の日に死んでいます。節分前に急にトモが弱ってきたのでもしやと思ったら節分の翌日に昇天しました。

トモは歴代住職のお墓のそばに埋められ、住職は達者な字で書いた塔婆を立ててくれました。安らかに眠って下さい。合掌


今日は市内の商工観光センターで評論家副島隆彦氏の経済講演会があった。

氏のお話は大変興味深い内容で講演会は盛況だったが氏がかなり早口で話されたため、マイクが音声を拾いきれず3分の1くらい聞き取れなかったのは残念…最後の質疑応答の時間に氏の宗教に関する発言を巡って参加者から突然に激しい糾弾があった。宗教というのは難しい問題だと改めて感じた。

夕食を終えて、子供をお風呂に入れる準備をしていたら、兼務しているお寺の総代さんから電話があった。
本日は兼務しているお寺の役員会だったのだが、私は明日と勘違いしていたのだ。雪の振る中会場へ車を飛ばして役員会に出席した。まだ節分疲れが残っているらしい…


帰りに借りていたレンタルのDVDを返して、何枚か新しいDVDを借りた。子供の世話をしながらだと映画のように時間の長いものを落ち着いて見られない。本当は「アバター」も観に行きたいのだがなかなか行けそうにない。

テレビアニメやOVAは10分くらいで一区切りしてあるので、細切れの時間で観るにはちょうど良いのである。

銀河英雄伝説 DVD-BOX SET1

銀河英雄伝説 DVD-BOX SET1

先週、たまたま「銀河英雄伝説」20巻を借りたら「回廊の戦い」の前夜くらいで、そうなると続きが見たくなる。レンタルショップを出ると激しい吹雪となっていた。

「宿命の対決なんてないんだよ、ユリアン、どんな状況にあっても結局は当人が選択したことだ」ヤン・ウェンリー(<「春の嵐」)

時々、偶然と必然ということを考えることがある。

やや特殊な例だがこんな経験をしたことがある。

東京にいた頃、男性の友人と二人で街を歩いていた。私がその友人に
「好きな俳優はいますか?」
と尋ねると、その友人は
「僕は〇杉漣が好きです」と当時売り出し中だった俳優氏の名前を挙げた。
私が「いい俳優さんですね」と言った瞬間、向こうからその○杉漣氏が歩いてきたのである。偶然というのは不思議なものだなとその友人と顔を見合わせた。

<全ての出来事は必然であり、偶然は無い>という考えに惹かれることがある。
この世の幸も不幸も、全て必然ということになる。

確か江原啓之氏だったと思うが人間の運命をケーキに例えておられた。

宿命はケーキのスポンジのようなもので変えられない部分である。運命や運勢はケーキの上のデコレーションのようなもので自分の努力で変えられる部分である…確かそんな内容だった。

変えられない宿命というのも結局は自分が前世?で選択したことの結果なのかもしれない。だとすれば変えられない宿命もまた自分自身の責任ということになる。


ペットの死は悲しいものである。
もちろん自分の周りの人間や自分自身の死はさらに深刻である。

神仏が人間にとっての最高の幸せを不死や健康だと考えるのなら人間をそのように造られたかもしれない。だが人間には生老病死の宿命がある。そこから何を学びなさいと言われているのだろうか。

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