お釈迦様にお尋ねしたいこと
季節の変わり目で風邪を引いてしまった。
こういうときは中古書店で漫画や本を買ってきて布団の中で読むのが私の風邪の治療法である。少々身体が重い…
時々、考えることがある。
お釈迦様が現代におられたらどのようにお考えになるかということである。
お釈迦様の生きておられた時代にはテレビもインターネットも無かった。
例えば車をご覧になって
「お坊さんが車に乗ることは一切禁じる」
と言われるのか、それとも
「布教のために乗るのは良いが、女の子ととドライブは駄目です」
と言われるのか…
現代の生活に音楽は欠かせないが、
「宗教音楽以外は一切禁じる」と言われるのか
それとも少しくらいの音楽を聴くことは可とされるのか…
現代の経済を見てどう言われるだろうか。実はここが一番気になる所なのである。
なぜなら現代の経済は人がお金を使うことで経済が活性化するという側面が大きいからである。
お釈迦様の説かれた教義に従えば僧侶は物を持たず、お金を使わない生活が主になるが、現代人がそういった生活を目指せば、経済にとっては明らかに大きなマイナスである。
それは僧侶だけで、在家の人々が自由に経済活動をすることを是とされるのか。
或いは飛行機、宇宙船、鉄道、コンピューターといったテクノロジーをどのようにご覧になるのか…こうした現代でお釈迦様が布教されるとしたら2000年前と同じことを説かれるのか、それとも全く違う生き方を示されるのか…興味は尽きない。
お釈迦様というとじっと座って説法されているイメージが強いが、布教のためにかなりの広範囲を旅されたようである。お釈迦様にとっては布教することを最大の関心事であったはずである。
お釈迦様がインターネットをご覧になったら
「舎利子よ、HPやブログで仏教の教えを広めなさい」
と言われるかもしれない。
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