引越しと開運

ウグイスが盛んに鳴くようになった。ウグイスの別名は「春告鳥」だが、いかにもぴったりな名前が心地よく感じられる。

三月は引越しの季節である。

古い友人が転勤で関西から関東に引っ越すという便りを頂いた。
「引越しについてアドバイスが欲しい」とメールが来たので返事をした。

いろんな方から相談を受けたなかで引越しに関して引っ越した直後に何か得体の知れない何かを家族が感じるようになったという相談を何件か受けたことがある。諸般に事情によりあまり詳しくは書けないが、どうもそういう現象があるらしい。


ひとつにはその家に何かがいるという解釈もできるが、もうひとつは引越した直後は心身がとても不安定になるということである。多分、後者の要素が大きいのではないかという気がした。感受性がとても鋭くなっているということではないかと思う。


自愛するという言葉があるが、引越しの前後は食事と睡眠をしっかりとるのが基本である。心と身体を養生するということがとても大事である。家族とも普段以上に会話してコミュニケーションをとることが大事だと思う。

引越ししたら近くの神社やお寺にお参りするというのもとても大事だと思う。

新しい土地というのは不案内なので細かなことはわからなくてもいいので、近くの神社やお寺を捜して、新しい土地での無事と家族の健勝を祈願するというのはとても良いことだと思う。

引越しが決まったらご先祖のお墓参りをするのも良いと思う。

私たちが自分の子供や孫が可愛いようにご先祖様というのは子孫を常に見守っている存在である。よく九死に一生を得るというような体験があるが、神仏の助けももちろんあると思うが、ご先祖様が守って下さった場合も多いのではないかと思う。

最近はお仏壇の無い家も多いが、やはりお仏壇はあったほうが良いと思う。
高価なものでなくても良いし、経机のようなものに簡単にお祀りするだけでも良いと思う。
神仏とご先祖様に感謝し、加護を願うことはとても大事だと思う。


家というのはとても大切なものであり、また有難いものだなと思う。
長年住んでいる家に帰ると、玄関を入っただけで安心感に包まれることがある。

家というのは自分と家族の<気>で満たされた場所であり、心落ち着く場所である。
外に出て、いろんな影響を受けた自分がリセットできる場所ではないかと思う。家というのはとても大切な空間だと思う。

引越しするなら自分が住んでいた住居も丁寧に掃除して、心から感謝するべきだろう。

転居というのは人生の大きな節目である。
それを機会に人生に一層前向きに、積極果敢に立ち向かうと同時に、神仏やご先祖様への思いが深まればとても素晴らしいことだと思う。




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