引越しと開運 その2
結婚、就職、転居、転職といった大きな節目は人生の大きな節目になることが多い。
こういった人生の節目とその人の運勢というのは大きく関わってくるように思う。
地元から東京の大学に進学したのは私にとって大きな転機になった。
だが思い返してみると、どうもこの転居は波乱が一杯だった。
まず地元の駅で列車に載る混雑の中で財布を上着のポケットから掏られてしまったのである。隣の駅に突く頃にそのことに気がついて、かなり落ち込んだ。
大学で紹介してもらった四畳半一間のアパートで下宿を始めて、家財道具を買うためになけなしの20万円が入った封筒をポケットに入れて出かけたが、買い物をして家に帰ると、この20万円の入った封筒が無くなっていた。原因は未だに不明…
大学が始まって2ヶ月頃、雨上がりの坂道を自転車で下っていてガードレールに激突。
近くの病院に運び込まれたのはいいが、看護婦さんがなんとも冷たい人で、傷口を押さえて苦しんでいる私に向かって、「先に診察してあげますから、順番を飛ばした人にまずお礼を言ってください」と言われた…とにかく転居して暫くは散々なことが続いた。
運命学によれば転居というのは方角とか距離とか当事者の年周りとかいろんなことがかかわってくるようである。運命学というのは大変高度なもので市販の暦をよんだくらいではあんまりあてにはならない。
転居をきっかけに運勢が上がることも、下がることもある。
多分、私の転居は運勢的にはマイナスの部分があったことは間違いない。
転居して運勢が向上するような場合は問題ないが、ではどんどん悪いことが起きる場合はどうしたらいいだろうか?
結論を言うならあんまりジタバタしないことではないだろうか。
因果因縁という考え方に従えば、嫌な目に遭うというのも自分の作った因縁ということになる。そして、嫌な目にあうことで自分の作った因縁を昇華していることも事実である。
嫌な目にあうことで自分か過去に積み上げた悪しき因縁を清算しているということである。
その意味では嫌な目に遭うことは有難いことであるといえなくもない。
もっとも私を含めて凡夫にとってやはり嫌なことは嫌なことでしかない。
ただ繰り返しになるがきちんと神仏に帰依し、ご先祖様に心を向けていればきっと道は開けると私は思っている。東京での暮らしも最初は波乱だらけだったが、今では本当に良い経験をしたと思っている。
良いことがあっても、悪いことがあっても人生を淡々と着実に歩んでいけたら必ず道は開けるのではなだろうか。
※ 引越し作業で重い荷物を持つという方は下記の記事「引越し作業の秘伝」をご参照くださいませ
http://d.hatena.ne.jp/burogubou/20080222
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