ラパン騒動
数日前、注文していたスズキのラパンが納車されたのだが、ひと騒動起こしてしまった。
朝方、京都の代理店から山寺に運ばれてきたラパンを見て、絶句した。
車色が違うのである。モスグリーン系=ジオン色の車色を頼んだはずが微妙な水色なのである。
納車に来られた業者氏は親戚筋なのでよほど黙って受けとろうかと思ったが、別の所に納車されるはずのものがこちらに来ていたとしたら後々ややこしいことになると思い。思い切って「車色が違う」と告げた。先方の業者さんはたちまち顔面蒼白になってあちこち電話しはじめた。
納車した業者さんを車の前に連れて行って「この色何色に見えます?」と聞いたら「灰色がかった水色」と答えた。やはりグリーン系ではないらしい…
あちこち確認したりカタログを再確認といったやりとりが延々続いた結果…
やっぱりこの車で正解だったということになった(笑)カタログを見るとかなりはっきりしたグリーン系の色なのだが、現物は水色とも薄緑ともつかない色だったのである。
こちらの勘違いといえば勘違いなので平身低頭して謝った。
ラパンというのは女性ユーザーを意識した車なので車色も淡いパステル系の色なのだろうが、私としては少々納得がいかない。いろんな人にラパンを見てもらって尋ねるが、モスグリーンという答えが返ってくることは一度もない。
車色が違うと言ってしまって騒動になったと言うと大抵大笑いされる。久々に持ちネタが増えた…
車を買うときはカタログだけではなく現物をしっかり見るべきであるというのが教訓である。
今朝はラパンに乗って兼務している山寺へ留守番に行った。
受付でいろいろと思案していた。1週間後に行われる中山寺の御開帳&落慶法要があるのだが、不安材料が多い。
まず着用を指定された衣帯というのがまだ一度も付けたことがない本格的な衣装なのである。
普段着ている衣帯をファーストガンダムとすると今度の中山寺の法要は三世代くらい後のモビルアーマーのように重武装したガンダムのような形態なのである。といってもわかりにくいかもしれないが地方寺院にいるとまず着る機会のない本格的な装束なのである。
さらに当日の次第もこれまで一度も体験したことのない本格的なものである。大丈夫だろうか…
延々と思案しているといつもいろいろ教えて頂いている真言宗の先輩のお坊さんから電話があり、これから着付けを指導してくださるとのこと。
こちらはかなり僻地の山寺にいるので固辞したのだが結局、来ていただいて懇切丁寧に教えて頂いた。本来ならこちらが出向いて、頭を下げて教えを請うべきものなので恐縮した。それだけでなく法要当日の次第も事細かに指導してもらい少し不安材料がへった。有難いやら申し訳ないやら…。心遣いが身に沁みた。
- 作者: 村井幸三
- 出版社/メーカー: 新潮社
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山寺で留守番の後は町の本屋で「戒名は、自分で決める」を購入してブログに書評を書こうと思ったのだが、店頭に並んでいなかった。そのかわり「お坊さんが隠すお寺の話」という本を衝動買いしてしまった(笑)
以前から店頭でパラ読みしていたのだが帯の言葉
檀家さんの我慢は、もはや限界寸前。
を見て、思わず買ってしまった。もともと本好きなので書店に行くことが多いが本の帯というのは名文句&迷文句が多くて楽しい。本日も帯につられて衝動買いである。
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