本への愛に溢れてました

平成22年5月27日

昨日、動物病院に連れていった、駄犬バロンはすっかり回復して餌をむさぼっています。やれやれである…


漫画の中にはエッセイや紀行を漫画化する作品がある。

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

最近読んだ「ツレがうつになりまして」(幻冬社)はあんまり面白くなかったが、面白かったのは「番線〜本にまつわるエトセトラ〜」(新書館)。共にブックオフで105円也。
番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

「番線」というと針金のことだと思ったら、実は書店コードのことを「番線」というのだそうである。
そんなところから始まって本好きのディープな世界が縷々述べられている。
作者は筋金入りの本好きで知られているそうである。

雑誌、校正、図書館、辞書、本の収納、本の貸し借り

本にまつわるいろんなテーマを切り口に本への愛情が語られる。
私もかなりの本好きなのでかなり楽しい内容だった。

辞書の章では編集の苦労として「あまりにも基本的な単語や意味のたくさんある単語は説明が難しい」という。

例えば「右」という言葉を辞書でどう説明したらいいだろうか?

ちなみに手元にあった三省堂新明解国語辞典を引くと

アナログ時計の文字盤に向かった時に、一時から五時までの表示の有る側。(「明」という漢字の「月」が書かれている側と一致」)

「そうくるか?!」という説明がなかなか楽しい。

この手の話が好きな人は是非広辞苑で「孫の手」の語源を調べてほしい。奇想天外な説明に出会えるはずである。

辞書に限らず言葉の世界はやはり奥が深いのである。



作る人も、売る人も、読む人も、
みんなみんな「本」への愛に溢れてました!! 
暴れん坊本屋さん」を描いた番子さんが、
友達と本の貸し借りを楽しんでみたり、
本棚に収まりきらない本と戦ってみたり、
本好きのコミカルな生態をゆるゆる描きながら、
たま~に写植職人さんや校正さんといった
本に関係の深いお仕事をしている人達に
のんきに会いに行ってみた、
新感覚「本が大好き」エッセイコミック!
(「番線〜本にまつわるエトセトラ〜」の紹介文より)

ブログランキ

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