あした 浜辺をさまよえば 

Youtube漂流記】

本日も兼務している多禰寺というお寺に出かけた。
快晴である。

境内には小さな池が幾つか在るが、毎年、鴨がやってくる。
番(つがい)の鴨が水辺で戯れているのは心を癒される。


前回見つけたモロアオガエルの卵はいつの間にか無くなっていた。
私は境内の水辺にカエルをもっと増やしたいのだが、そのためには増えすぎたイモリを駆除しなくてはならない。

イモリもまた自然の一部であるから、人間の都合や好き嫌いで勝手に駆除していいものか…

ただ最近の自然界は微妙なバランスが失われ、雑食系で繁殖力の強いもの(アライグマ、イモリ、ブラックバスなどなど)が一人勝ちする傾向があるように感じる。そのことが良いのか悪いのか、それとも善悪を超えたことなのか良くわからない。

9か月の娘が急にミルクを飲まなくなったので体が悪くなったのかと心配したら、「卒乳」といってミルク離れることがあるというのを初めて知った。
新米の親としては発見の連続である。

ミルクだけでなく、スープやジュースのようなものも嫌がり、固形物は喜んで食べている。
檀家さんからイチゴを貰うことがあるが、イチゴを渡すと、喜んで齧っている。

昨日、中古書店でセンスの良いジャケットのCDを見つけた。
「童謡」というタイトルに惹かれた。私の大好きな「故郷」「浜辺の歌」「ゆりかごの歌」などが入っているので即買い。
今日、多禰寺の寺務所で娘に聞かせようとしたら…

全曲ピアノ演奏だった…

ちょっとがっかりしたのだが、帰ってネットで調べると、ウォン・ウィン・ツァンという著名なピアニストのアルバムだったことが分かった。

【公式HP】http://www.satowa-music.com/

「瞑想のピアニスト」という異名をとる不思議な音楽家である。


youtube倍賞千恵子氏の歌う「浜辺の歌」を見つけた。

哀歓、郷愁、叙情…音楽と歌声が溶け合って寄せては返す波が無限に続いていくような感覚が生まれる。
成田為三の歌詞も心に染み入るようである。

日本の童謡や唱歌には是非とも歌い継いで行きたいものが沢山ある。



あした浜辺を さまよえば
昔のことぞ 忍(しの)ばるる
風の音よ 雲のさまよ
寄する波も 貝の色も


ゆうべ浜辺を もとおれば
昔の人ぞ 忍ばるる
寄する波よ 返す波よ
月の色も 星の影(かげ)も

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