作務DAY
【お知らせ】
HPを少々更新いたしました。
ご照覧頂ければ幸いです。合掌
http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/index.html
本日は午前中に法事が一件。午後に団体参拝が一件。
檀家さんに頼まれたお位牌の注文。遠方に居られる檀家さんとメールで明日の法事の打ち合わせ。その他の雑用…
裏庭に妹夫婦が境内の竹林から運んできた枯竹が山積みになっていたので、電気ノコギリで薪の長さに切ることにした。
このノコギリは何十年も前に住職が懇意にしている大工の棟梁からもらった電気ノコギリで、やたらと重い。動かそうとすると腰痛限界ギリギリの重さである。コンセントを入れると途端に回転を始めるという無骨な機械だが、これなしに竹を薪にすることは至難の業である。
調子良く、竹を切っていると、古い枯れ竹は中にいっぱい竹の粉が詰まっていたり(おそらく虫食いでできたもの)、中に不気味な胞子のようなものが生えているののもある。
一際大きくて、重い竹をノコギリに当てたら
ドバッ!
ものすごい勢いで茶色い液体が噴出してきた。しかも強烈な悪臭がする。動物園の中の匂いのようである…
薪作りはかなり3Kの仕事だが、久しぶりに外仕事をすると気分が良い。
約2時間で作業は終了。後は火に入れても破裂しないように節に穴を開けて、積み上げるだけである。これは翌日に行うことにした。
宗哲和尚の精進レシピ 家庭で簡単に作れる鎌倉不識庵のとっておき128品
- 作者: 藤井宗哲,藤井まり
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/05/11
- メディア: 単行本
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載せられている写真の数々があまりに綺麗だったのである。宗哲氏は禅宗の典座(台所係り)を勤められ、奥様は中国の菜食、薬膳を研究されているという。菜食の最強コンビネーションではないか。
ごま豆腐は精進料理の王様といえよう。
工夫、発明は中国であろう。
おそらく、
鎌倉時代に来朝の中国僧が
もってきたと思われる。
葛粉を練って仕上げた
舌ざわり。
ぼくは翁(おきな)と媼(おうな)を思う。
その品のよさ。
精進料理に欠くことのできない一品である。
夏は冷たく、冬ならばしょうが味のあんかけもいい。
よく味わうと、そのふくよかさにほっとする。
それでいて清楚である。
高貴である。
「ごま豆腐」より
さすがにお惣菜としてごま豆腐を作ろうとは思わないが、全レシピ128品の中には短時間で作れる精進料理も沢山載っているので是非作ってみたい。作務をするとお腹が空くのである。
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