「アバター」!OR?
菅直人氏が首相就任直後の演説で「53番札所まできました」という
旨の発言をしていて、私はてっきり日本経済の回復をお遍路さんに
例えているのかと思っていた。
ところが最近になってこの発言が単にご自分がお遍路をされていて
53番まで行ったという話だったらしいことが分かった。そそっかし
いというか早とちりもはなだはだしい…
ちなみに次回のお遍路さんのスタートとなる54番札所は延命寺と
いうお寺である。
政権の安定を祈願するにはぴったりのお寺ではないだろうか?(笑)
四国88箇所のお寺は圧倒的に真言系が多いので、同じ真言系の
寺院からいろんな情報が漏れ伝わってくる。
菅さんは歩いて廻ったと言っているが実はかなり車を使ったらしい
という話も…
ただ「そうじゃなくてきちんと歩いて廻っていた」という情報もあ
る。どっちが本当だろうか…
政権が瓦解して颯爽とお遍路に出たらカッコイイと思うのだが(笑)
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昨日は地元の映画館で「アバター」を観た。
2ケ月ほど前に京都の映画館でこの映画を見ようと思っていたら、
当日、お葬式が入ってしまい見に行けなかった。最近、地元の
映画館“八千代館”に3D設備ができたので、楽しみに出かけた。
夜7時の上映に行くと観客はわずかに3人。
ちなみに京都府北部には映画館がこの八千代館しかない。寂しい
限りである。
福知山、綾部などの方は映画鑑賞と舞鶴観光を絡めてお越しいた
だけたら有難いのだが。
映画を観てレストランタケウチやほのぼの屋で食事などお勧めで
ある…
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ジェームスキャメロンは好きな監督である。
というより「T2」と「A2」が好きである。
といいうわけでかなり期待して見に行った。
※ 以下、ネタバレなど「アバター」鑑賞の楽しさを大きく失わせること書きますので、未見の方はご注意ください
CGにしろ3Dにしろ確かに映像は素晴らしいと思う。
だが…やっぱり、それだけの映画である
というのが私の結論。
最近の映画は「CGが多くて詰まらない」という映画好きの方が多い。
映像が3Dの時代になればさらにその傾向は強くなるのではないだろうか。
全く当たり前の話だが視覚的な技術と<内容>は別ものである。
何より2人の悪役が頂けない。
<マッチョで好戦的な軍人>と<金もうけにしか関心のないお馬鹿>という設定があまりにもあまりにも安直ではないだろうか。徹底的なほどに単純化された悪役に全く魅力が無いのである。
そして最大の失敗は<恋愛>ではないだろうか。
「T2」も「A2」も恋愛の要素が殆どない。
それに対してして「アバター」ではハリウッド映画で無限に繰り返されてきた恋愛劇がしっかり踏襲されている。
恋愛
→恋敵(ライバル)の出現
→恋敵との葛藤
→和解
→恋敵の死
という流れは殆ど自動的に作られてしまう。
この点も全く面白くない。
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自己反省的な要素が綴られているのは評価できなくもない。
ストーリー自体も「ラストサムライ」と笑ってしまうほどそっくりである。
「アバター」は反軍的、反アメリカ的な映画でるとして物議を醸したそうだが中国では絶対に作れないだろう。(中国ならチベットやウイグルなどこの種の映画の素材になるネタは沢山あるが…)
そして「風の谷のナウシカ」「ラピュタ」「もののけ姫」といった宮崎アニメのエッセンスがふんだんに入っている。それは楽しむべきことかもしれないが、やはりこの既視感が結構邪魔になる。(キャメロン監督は作品のラストで「もののけ姫」へのオマージュを表現したと言っているそうだが、どのシーンだろうか?私は分からなかった。)
翻って考えてみると、日本の漫画は表紙や口絵を除けば殆ど白黒の世界である。
その制約の中で日本の漫画が量と質において世界的に比類の無い圧倒的な作品を生み出している。「アバター」を観て日本の漫画の偉大さを改めて感じた。
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