日産キューブの妄想と5万本のアジサイ

舞鶴ご近所日記】

車で走っていると日産のキューブをよく見かける。よく売れている車なのだろう。

新型のキューブは後部のデザインが左右非対称である。左側のガラス面が広くなっている。確かに後進するときに、左後ろに首を向けるので、左側のガラス面が広ければ視界が良好なのは想像に難くない。

キューブの後ろについて走っていると、そのデザインがお坊さんの袈裟を掛けている姿に見えてくる。正確には袈裟というのは右肩を出すように着るので、左右逆であるが。ガラス面のところが半脱ぎになった肩に見えてくるのである。僧職系男子の妄想である…


「偏袒右肩 合掌向仏」(へんだんうけん  がっしょうこうぶつ)という言葉が「観音経」にある。
袈裟の右肩を出して、合掌して仏に向かうという意味である。

如来様は袈裟の両肩を通して着ておられるが、右肩をはずして着ることで仏への崇敬の念を表したのだといわれる。また左肩を隠すのは左手が不浄であるためともいわれる。

Wikiを見ていたら面白いことが書いてあった。

「袈裟雄」「袈裟男」「今朝男」といった人名があって、これは胎内で臍の緒が首に絡まって生まれたことに対して付けられた名前なのだという。ある種のまじないとして付けられた名前だという。

私は逆子でやはり臍の緒を首に巻いて生まれてきたと母に聞いたので、もしかしたら「袈裟男」などという名前になっていたかもしれない。
坊主の息子が「袈裟男」では少しベタすぎる。

今日は兼務している多禰寺のそばにある自然文化園のアジサイ園を見に行った。

舞鶴自然文化園】http://www.city.maizuru.kyoto.jp/hanamidori/index.htm#bunkaen

細くて暗い道を抜けると、眼の前に広大なアジサイの園が現れる。
一目5万本とも言われるだけあって圧巻である。今年はやや開花が遅れ気味のようでまだ6分咲きくらいに見えた。


自然文化園には広い原っぱがあり、私はここが気に入っている。
これだけ自然があってのんびりできるところはなかなか無い。
子供がもう少し大きくなったらお弁当を持ってピクニックに来ようと思っている。



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