生命誕生という奇跡

youtube漂流記】

夜、8時頃車で山寺に帰ってくると灰褐色の野うさぎが裏山に向かって駆けていった。

最近、夜になると山門や庭園の付近で野うさぎよく見かけるが、一体何をしているのか不明。ちょっと気になる…

今日、妻が飼い犬のバロンを散歩に連れていくと、境内の山道でマムシに遭遇。

普通、蛇は人間を見ると逃げるのだが、バロンが居たせいか、マムシは尻尾を振りたてて物凄い戦闘体制で威嚇してきたという。妻が言うには「かなり怖かった…」とのこと。山寺の境内は危険が一杯である。

10ヶ月の娘が夜10時になっても眠らずにハイテンションで騒ぐようになった。
私は小学生の頃は強制的に8時に就寝させられた記憶がある。最近の住職に至っては7時に寝床に入っているというのに…

ここ、数日、娘が口真似で「…マ…マ…」とか「…パ…パ…」と発声するようになった。「パパ」と呼んでもらえる日が近づいてきた。

Youtubeで赤ん坊の誕生までをCGで再現した映像を見てちょっと感動した。

精子を人間の大きさとすると精子が卵管の卵子に辿り着くまでの距離は人間が月に至る距離に等しいという。

或いは精子と結合した卵子が不思議なダンスして子宮に着床するところとか、胎児が胎内で数週間の成長のうちに数億年の進化の過程を辿るところなどなど…。生命の神秘というものを感じさせてくれる。


「旅行に行きたい」というお年寄りがいると「もうじき49日かかる長い旅に出られますよ」とかいっていたのだが、それにしても私達が誕生以前に月に至るような長い旅を経験していたというのは本当に驚きである。

生命の神秘と実相を知るというのが宗教の目的ではないかと思うことがある。
それは科学的な知見と必ずしも矛盾するものではないと思う。


私達がいかにしてこの世に生まれてくるかという事実を知ると、奇跡としか言いようのない不可思議な力を感じずにはいられない。最近、3D映画が多くなったがこうした技術を駆使して、人間の生命の神秘を映像化してもらいたいものである。


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