学研の逆襲!

【山寺の本棚】

今年はアジサイの盛期が少し遅れたが、7月も半ばになってアジサイも終わりに近づいた。

山寺のアジサイはかなりの部分がゾウムシ(シロオビアカアシナガゾウムシ)に食べられて、開花を見ることがなかった。最近、福井の友人と話していて、そのお宅でも同様の被害が起きていたことが判明。

全国にアジサイの名所は多いが、この被害がひろがらないことを祈るばかりである。

密教の本―驚くべき秘儀・修法の世界 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 1)

密教の本―驚くべき秘儀・修法の世界 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 1)

真言密教の本―空海伝説の謎と即身成仏の秘密 (New sight mook―Books esoterica)

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釈迦の本―永遠の覚者・仏陀の秘められた真実 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 9)

釈迦の本―永遠の覚者・仏陀の秘められた真実 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 9)



最近、眼から鱗の体験をしたのが学研のエソテリカというシリーズ。

既に50冊近く発刊されているが、そのうち三冊を購入して、その内容の豊富さと面白さにショックを受けた。具体的に述べるなら…


膨大な情報がコンパクトにまとめてある
写真、図版、イラストが縦横に駆使されている
ひとつの分野のエッセンスとなる情報が抽出されている
情報の整理、俯瞰、関連付けが巧みである
情報に巧みにキャラクター性や物語性を加味している
専門性のある情報を分かりやすく解説している
常識的な見解に敢えて新しい異論、異説を掲げている


…などなどの特徴を持つ。

「○○の本」というタイトルは一見、ベタな感じがするが、もはや「学研の本」というひとつのジャンルではないかという気さえする。



私の印象に残っている学研の出版物といえば「ムー」という元祖オカルト系雑誌くらいだったのだが、学研の実力を侮っていたことを少し後悔した次第である。



新しく仏教に関心をもたれた方にどのように仏教を学んでもらえばいいか?

というのが私の課題なのだが、このエソテリカシリーズは大変に有効な援護射撃をしてくれそうな気がする。

特に「釈迦の本」「密教の本」の2冊はお勧めである。




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