魂が歌う〜米良美一「ヨイトマケの唄」〜

茨城から大きな段ボール箱が届いた。
知人のご実家からである。開けてみると沢山のレタス。そして美味しそうなブドウ。

というわけで今晩はレタスのチャーハンと中華風のレタス炒めを作ってみました。
新鮮このうえないレタスはしゃっきりしていて、味が深いのに後味はあくまで爽やか…久々の口福を味あわせて頂きました。


以前紹介したYOKOLIFEさんの「もののけ姫」を気にいってYoutubeで時々観ている。

その流れで米良美一氏の画像をいろいろ観ていたのだが、米良氏が女子刑務所で「ヨイトマケの唄」を歌う姿がアップされていた。

…その迫力に圧倒された。ガツンと頭を撲られたような衝撃を受けた。

美輪明宏氏が作詞作曲した「ヨイトマケの唄」は名曲である。
子供のために土方をして働く母の姿を歌っているこの歌は日本人が心の根底に持っている<母性に対する思慕>を揺さぶるように思う。

この歌は戦う母性の歌であり、逞しい母性を描いた点で出色である。
その激しさの中に大きな大きな母の愛を感じさせる点で私が大好きな歌である。

(いろんな方がカバーされているが桑田圭祐氏のカバーはかなり好きである)

ただ米良氏の歌う「ヨイトマケの唄」は内面から湧き出るような、自分の存在がそのまま歌になっているような、魂の底から歌っているような、そんな印象を受ける。

米良氏は小柄だが、これは先天性骨形成不全症という病気によるものだそうである。
この歌には米良氏の治療費を稼ぐために工事現場で働いておられたお母様への思いが込められているように思う。

様々な偏見や軋轢を乗り越え、さらにご両親の愛情に応えるべく歌う…米良氏にとっては歌うということは存在そのものにつながっているのだという気がする。それはとても深い世界である。歌というものが商品として作られ、消費されるつつあるなかで、もっと深い何かを歌のなかに見出し、歌うことに見いだしておられるように思う。

米良氏の自伝も見つけたので多分、ブックオフオンラインで買うことになりそうである。

天使の声 生きながら生まれ変わる

天使の声 生きながら生まれ変わる

【追記】
いつも拙文をご覧頂き誠にありがとうございます。
諸般に事情により3日ほど更新をお休みさせて頂きます。
                ぶろぐ坊 九拝

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