分かりやすい世界という悪夢

昨年は紅葉の時期が例年より早まり、今年はその反動で遅くなるのなと思っていたら、すでにピークに向かいつつある。電話での問い合わせには例年20日頃がピークと答えていたので少し焦っている…

京都の地方局は京都テレビである。

昔は近畿放送と呼ばれていたがバブルの頃に一回つぶれてKBS京都と名前が変わった記憶がある。いつの間にかKBS京都から京都テレビに名前が変わっていた。

新聞を観ていてふと京都テレビの欄を観たら、昼の12時から時代劇の再放送をやっている。
昼間から

「御用船大爆破！」

とかやってるわけです…

新聞を観ていて恐ろしいことに気がついた。
京都テレビの放送番組のうち、テレビショッピングの占める割合が異常に多いのである。

一日中「健康良品テレショップ」とか「お買い物天国」といった番組が延々と続くのである。
番組の間にCMが挟まっているというよりCMの間に番組があるみたい。
10時半からバラエティ番組をやって、昼の３時にはその再放送をやっている。

大丈夫か？京都テレビ…

だが民放も最近やたらと商品名や企業名の出る番組が多い。
お笑いタレントの企業訪問とか、企業の商品をひたすら食べるとか…

番組も海外で放映されたものをそのままもってきてゲストが面白可笑しくコメントを挟むだけという安直なものが増えた気がする。

雑誌だってやたらと高価な附録が付いていて、紙面は二の次。
広告収入さえ上がればいいというようなものが多すぎる。

ものすごく分かりやすい世界である。

あまり具体的なことは書けないが大企業の内部でも品質へのこだわりではなく、ひたすら企業収益を上げることに汲々としている…といろんな方から話をきいた。

この流れの先に一体何があるのか…

心して見極めなければならないと思う。

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