アライグマ対策の切り札?

現代農業 2010年 12月号 [雑誌]

現代農業 2010年 12月号 [雑誌]

本屋に行くと現代農業12月号「じゃんじゃん焼いてじゃんじゃん使う炭」を発見。

現代農業は農業、林業、酪農を幅広くカバーした雑誌である。
テーマが面白いと時々購入している。
今回、特集されている<炭>はとても関心のあるテーマなので即買。



境内のトイレはくみ取り式なので11月に参拝者が増えると匂い対策が必要になる。

市販の芳香剤、EM剤なども利用しているが一日に100ccくらい木酢液を入れると、ほとんど一瞬で悪臭が大幅に減少する。この即効性はかなりすごいと感心している。



「現代農業」の12月号は炭の焼き方、活用法がてんこ盛りである。


先日、お寺で作った木酢を分けてほしいという方が来られたので用途を伺うと、畑の周りにまくとイノシシが嫌がって近寄らないとのこと。これにはびっくりである。
木酢の臭いは野良猫、野良犬をはじめいろんな動物が忌避するらしい。

木酢液には非常に強い刺激臭があるので嗅覚の敏感な動物が忌避するのだと思っていたが、「現代農業」では面白い説明がされていた。

動物は本能的に火を恐れるが、木酢の臭いは山火事などを連想させるので動物にとっては大変に嫌な臭いなのだという。
「木酢→火事」という説明には大納得である。

以前から考えていたのは本堂のアライグマ対策に木酢液を使えないか?ということ。
イノシシにすら効果があると聞いてますますアライグマ対策に試してみたくなった。

京都府下では社寺の建造物にアライグマが侵入して大きな問題となっている。
山寺の本堂の柱にも侵入した痕跡が多数ある。本堂に侵入するアライグマをどうすれば防げるか?というのはかなり重要な課題である。
(暫く前にアライグマの生態を調査するために監視カメラを設置したら本堂の周りに人魂状の物体が映っていた。怖い…)

コストと手間をかけずにアライグマを防除出来る方法があれば大助かりである。
近年は全国で炭が焼かれるようになっていて木酢なら簡単に手に入る。
臭いで忌避させるなら殺生することもない。いいことずくめではないか…

炭や木酢のパワーでアライグマを撃退できればとても有難いと思っているのだが、果たして効果はいかがなものか…
ブログランキ

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