天から降ってきたパン

山寺から国道まではわずか800メートルほどだが、山が近いので時々動物が車の前を横切る。

今日はヘッドライトに照らされて細長い生き物が車の前を横切った。
どうやら狐のようだった。タヌキやアライグマは見かけるが狐は初めて見たので少し感動した。


雑食性のアライグマに押されて在来種のタヌキや狐は減少しつつある。
タヌキや狐が少し可哀想な気もするが、自然界の競争は厳しいのである…


子供の頃、クリスマスと言えばプレゼントがもらえる楽しいお祭りだった。
お寺にもサンタクロースは来たのである(笑)


いつの間にかサンタクロースは来なくなったが、12月になると時々「聖書」を読む。
「聖書」は12月に読むとぴったりくる。
適当な箇所を開いて読むだけだが、その言葉の重さ、純粋さ、確信の深さに打たれることがある。

(ちなみに下記の引用にあるマンナ(マナ)とはイスラエルの民が荒野で餓えた時にモーゼの祈り応じて神が天から降らせたとされる食物である。)


あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは虫が食ったり、さび付いたりするし、また盗人が忍び込んで盗み出したりする。
富は天に積みなさい。そこでは虫が食うことも、さび付くこともなく、また盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。
あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。
(「マタイによる福音書6」)


はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている。
私は命のパンである。
あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。
しかし、これは天から降って来た生きたパンであり、これを食べるものは死なない。
わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。私が与えるパンとは、世を生かすための私の肉のことだ。

(「ヨハネのよる福音書6」)

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