寒中少客

HPを久々に更新いたしました。ご笑覧頂ければ幸いです。
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暴風雪の予報が少し外れたようで一安心である。

明日は地元の村での年頭の祈念。

18日にも別の村で祈念の行事があるがそれに使うお札の判子押しがまだできていない。
仕事に計画性が無いのは本当に困ったことである。

雪のためお参りは限りなくゼロに近い。

節分の案内を発送したのでお札の申し込みが数件。
普段、お逢いしない檀家さんが申し込みの来られると近況を聞いたりするのが楽しい。

悲しい知らせもあれば嬉しい知らせもある。

ある方からやるせない、哀しい話を聞いて少し気持ちが落ち込んでいた時に別の檀家さんが来られた。

「雪で梅の木が折れました」とその初老の檀家さんが報告してくれた
何百年も代々その家に伝わった梅の木だったが、先日の大雪でとうとう折れてしまったそうだ。
「長い間花を咲かせてくれてありがとう」と言いながら切りましたよと穏やかに言われた。

日本人は人間と自然の垣根が低い。
農業をされている方は特にそんな感性を持っておられることが多い。
その方の優しい心が伝わってきて気持ちが和んだ。

梅一輪一りんほどのあたたかさ　　　服部嵐雪

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