多禰寺の雪  テレビの虚無 春の確定通知

昨日、大雪警報が発令され、予想積雪は60センチとのこと。
一体、どのくらい降るのかとドキドキしながら朝を迎えたら僅かに数センチのみ。だが各地では記録的な積雪の報道。
そういった地域には申し訳ないが少しほっとした。

午後からは兼務寺院の多禰寺へ雪かきに。
唖然とするほど積もっている。少し風景が変わっていると思ったら境内のひと抱えもある大木がへし折れて、その辺りだけ遠くの舞鶴湾が見渡せるようになっていた。

最近の多禰寺が地元ブログでもご紹介頂いた。

『ザ・舞鶴まいづる再発見> 多禰寺(たねじ)雪深い山寺 』
http://blogs.yahoo.co.jp/bntjr474/7416292.html

雪深い山寺…まさに仰せの通りである。

本日も庫裏の屋根の雪おろし。たまりすぎると屋根を痛めるからである。
屋根の上に1メートル20センチくらいの積雪があるので閉口した。
屋根に近い部分は氷の板状になっていてアルミ製のスコップでは歯が立たない。
とりあえず表面の雪をできるだけ下に落とした。



地元の或る会社のフリーペーパーを友人から頂いた。

製品の案内だけでなく、編集者である社長さんの日常生活の心の機微が綴られている。
行間から何か豊かで確かなものが伝わってくる気がしてとても心に響いた。
すでに20年以上。このフリーペパーを出しておられるとのこと。
地元に素敵な方がおられることに気持ちが嬉しくなった。

その中に寄稿されたある一文が印象に残った。
子供の作文をい読んだら支離滅裂だったので、その原因はテレビにあると思い、テレビの無い暮らしを始めた。
たまに他家に行ってテレビを見ると先方の家族は笑っているのに何が面白いのか全く分からない…短い文章だが考えさせられた。

テレビは益々虚無に近付きつつある。
刹那の泣き笑いと飽食と商品のCM。
製作費が削られているらしく、企業に丸抱えされたような露骨な商品の宣伝が多くなった。
そんなテレビの世界にどっぷり浸っている日本はどうなるのか大いに心配である。



境内に湧水があるのでパイプで境内の中ほどまで導水して雪を融かしている。
濡れた砂利が陽に照らされて輝いている様子を見ていたら、そこに春の気配を感じたように思った。寒さも底を打ち、ようやく春が来るという確定通知を貰ったような気がした。

【告知 その1】

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
期日は10月23日(日)。主催は舞鶴東仏教会です。詳細が決まりましたら、当ブログにて告知を行います。

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造


【告知 その2】

2月3日午前10時より節分祈願祭が行われます。年に一度の本尊波切不動明王様ご開帳の機会です。(開帳は法要の間のみです)
祈願お申し込みはお早めに願います。(当日参拝できない方、遠方の方には後日、御札を送らせて頂きます)詳細はHPをご覧ください。http://ujimaccya69.hp.infoseek.co.jp/



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