「般若心経」⇔「観音経」
本日は28日でお不動様の縁日である。
縁日にお参りするといつもより沢山の御利益があるとされる。
今日は雨だったのでお参りは10人ほど。偶数月は護摩を焚いて祈願するが、同時に念珠回しを行う。本日は人数が少ないので念珠が回るかちょっと心配だったが、かなり危なかしい様子で何とか回すことができた。重たい念珠も考えものである。
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「般若心経」の経文を観自在菩薩に語りがける如くに、観自在菩薩に語りがけられる如くに読経する
なぜ、この一節に心が引っかかっていたのかなと考えていて、最近、ようやく理由が分かった。これが密教でいわれるところの「入我我入」(にゅががにゅう)と同じ意味だと気付いたのだ。
「入我我入」とはは単純に言うなら仏が自分の中に入り、自分が仏の中に入るという観法であり、大変重要なものである。
現在、最も親しまれている経典は間違いなく「般若心経」であり、その次は「観音経」だろう。
面白いことに「般若心経」は哲学的、概念的な印象があり、「観音経」は物語的、視覚的な印象を受ける。
もちろんそれは“印象”であって、これらの経典の背後には非常に深遠な世界を感じる。
全くの妄想だが、もしいつか「般若心経」を読んで物語的、視覚的なイメージが換起でき、
「観音経」を読んで哲学的、概念的イメージが換起できれば…と思うのだが、なかなかそんな風には読経できないでいる。
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