「Newton」の智慧 聖書の智慧
Newton (ニュートン) 2011年 06月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 雑誌
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津波についても取り上げられていて、今回の大災害を理解するうえで必須の内容である。
イラスト、写真、概念図などを絶妙に組み合わせて、問題の本質を追究していく姿勢は素晴らしい。
本書の解説を読みながら日本の国土の狭さと小ささを改めて感じた。
それにしても東京、大阪、名古屋、静岡といった日本の中枢都市が太平洋沿岸のごく狭いエリアに密集しているように感じる。そしてこの狭い国土に多数の原発が存在している。
本誌を読むとその危険性を改めて考える良いきっかけを与えてくれる。
葉書を整理していたら、数年前に友人から貰った年賀状が出て来た。
送り主は古い友人で敬虔なクリスチャンである。
年賀状には聖書の「コヘレトの言葉」が記されていた。
聖書の言葉というのは宗教の違いを超えて感動を覚えることがある。
その言葉の重さ、深さというのは類を見ない。
「コヘレトの言葉」は聖書の中でも深い智慧の言葉として有名である。
今回の震災を経て、この言葉を読むといろんな感慨が湧いてくる。
巨大な災害に逢う時、そこに何か人智を超えた力の存在を感じないだろうか。
そして日本人は智慧と勇気でこの大災害を乗り切っていけるだろうか。否、そうあって欲しい。
その困難な過程には科学という智慧と宗教という智慧の2つが共に必要とされるに違いない。
何事にも時があり
天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時
植える時、植えたものを抜く時
殺す時、癒す時
破壊する時、建てる時
泣く時、笑う時
嘆く時、踊る時
石を放つ時、石を集める時
抱擁の時、抱擁を遠ざける時
求める時、失う時
保つ時、放つ時
裂く時、縫う時
黙する時、語る時
愛する時、憎む時
戦いの時、平和の時。
人が労苦してみたところで何になろう。
わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。
神はすべてを時宜にかなうように造り、また、永遠を思う心を人に与えられる。それでもなお、神のなさる業を始めから終りまで見極めることは許されていない。