オオデマリ満開 頭がクラクラした話 絶対神と無常感

境内のオオデマリが満開の模様。

私はオオデマリの花が白くなる前の青みがかった色もとても好きなのだが、やはり白い花も捨てがたい。

オオデマリは老僧が一生懸命増やした花である。

私もいつこの老僧を送ってもおかしくない歳になった。
老僧の亡くなった後、毎年、オオデマリの花を見る度にきっと老僧のことを憶い出すに違いない。




3日間大雨が続いたが思わぬ余波が。

この地域は下水道が整備されていないので汲み取りのトイレなのだが。
雨水がトイレに流れ込んで満水状態に…

つい先日、汲み取ってもらったばかりなので困ったものだ。
もっともそうでなかったら眼もあてらられない事態になったいただろうが。




先日、アメリカ在住の友人が一時国していて話をする機会があった。

長身でかなりの美人。御主人にはお逢いしたことないが、やはり長身でものすごいハンサムとの噂。

彼女は表情も、話したもすっかりアメリカ人のようで彼女と話すのはすごく不思議な感覚だった。

セキュリティの話題になって、びっくりするようなことを聞いた。
そのかなり美人の友人が真顔で

「泥棒は撃ち殺さなきゃだめなの」

というのである。ただ撃つのではなく必ずトドメをさすというのだ。
その理由はおわかりだろうか?仲間が仕返しにくるとかいうことではないのだ。


アメリカはものすごい数の弁護士が居て、撃たれて生き残った泥棒が弁護士と組んでいろんな話をデッチあげて裁判にもちこみ、巨額の賠償金をとられてしまうことがままあるのだという。

スーパマーケットに押し入った泥棒が捕まったが、裁判になり、その泥棒と弁護士の言い分が認められて、そのスーパーマーケットが泥棒の持ち物になってしまったことすらあるという。


アメリカの暗い現実を少し覗いたような気がした。

ハロウィンに見知らぬ家庭を訪れた日本人の留学生が射殺された悲しい事件があったが、その背景にはこうした事情があるのかもしれないと思った次第。



小林秀雄全集〈第7巻〉歴史と文学・無常といふ事

小林秀雄全集〈第7巻〉歴史と文学・無常といふ事

市内の真言宗の御住職にお逢いする機会があったのだが、昨日ブログに書いた「コヘレトの言葉」について面白いことを仰っていた。

絶対的な創造神の存在が無常感に似たものを生むように思う。
だがそれは日本人の無常感とも違うものである…そういうお話だった。

確かに絶対なる神が在るということは人間側に無常に近い感覚を生むのかもしれない。
ただその感覚は日本人のそれとは余りにも違う気がする。それは何なのか…少し興味あるテーマである。



春風に 吾が言葉の散りぬるを 

花の歌とや 人のながめん   道元

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[決定版]生きがいの創造

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