山寺の雑読漫読 「日本海軍艦艇発達史」〜「火の呼吸!」

日本海軍艦艇発達史」「古武道の本」「田中芳樹読本」「真言宗独行葬儀次第」…相変わらずの雑読漫読である。

日本海軍艦艇発達史

日本海軍艦艇発達史

日本海軍艦艇発達史」

日本海軍の黎明期から大戦末期まで156隻の艦船がCGで再現されていて興味深い。

蒸気コルベット艦の臨海丸から日本海軍の工作艦給糧艦、掃海艇…など特殊な艦艇まで網羅している。

ちなみに給糧艦というのは食糧や生鮮食品を補給する艦艇。

間宮という給糧艦には羊羹の製造設備があって“間宮羊羹”として大好評だったそうである。

古武道の本―秘伝の奥義を極めた達人たちの神技 (New sight mook―Books esoterica)

古武道の本―秘伝の奥義を極めた達人たちの神技 (New sight mook―Books esoterica)

「古武道の本」

学研のエソテリカシリーズの一冊。

このシリーズにハマってしまい。もう20冊以上購入。

コンパクトかつビジュアルに纏められた知識が愉しい。

田中芳樹読本

田中芳樹読本

田中芳樹読本」

時々急に「銀河英雄伝説」が観たくなることがある。

そんな時たまたまブックオフの100円コーナーで見かけて購入。

「銀英伝」は「三国志」より「史記」を意識して書かれたというのは新しい発見だった。



山路天酬「真言宗独行葬儀次第」(青山社)

通常のお葬式は複数の僧侶で行われるが、独僧といって一人の僧侶が単独で葬儀を行うことが多くなりつつある。

私自身は殆ど経験が無いがこれから定着するようになるだろう。

本書は平成14年に発行され好評だったものの増補改訂版。

本巻とは別に80ページの冊子が付いていて、葬儀次第の詳細な解説がなされていてこれも
とても参考になる。

本書は先日、法要のため広島に行った時に勧められたのだが、良くできている。
これからの良き研鑽材料になりそう。

ヨーガの極意―ヨーガスートラを体験するために

ヨーガの極意―ヨーガスートラを体験するために

「ヨーガの極意」
先日、小山一夫氏の「ヨ―ガの極意」を読んだ。

氏の指導されていヨーガの技法の中でも特に<火の呼吸>と呼ばれる呼吸法が特に有効と思われる。

ヒエとコリが健康の最大の敵だが、火の呼吸代謝が上がると明らかに身体が暖まるののが実感できるのがわかる。

ダイエットにもとても良いだろう。

火の呼吸!

火の呼吸!

火の呼吸!」

こちらは<火の呼吸>の具体的、基礎的な指導書。
チャクラとかクンダリーニといった高度なことには触れられていないが、小山氏の指導されているヨーガの基本技法が詳解されている。

最近、気功の立禅(立功)と<火の呼吸>をセットで毎日30分くらいやるようになったら朝の目覚めが格段に良くなった。

火の呼吸>はかなり即効性があると感じる。

小山氏は長い間、吃音症という病に苦しまれたそうだ。

その苦しみを克服する為に学問、武道、修験などに取り組まれ、現在はヨーガの指導者として大変活躍されている。

小山氏が吃音症という病に出会わなかったら、全く別の人生を歩まれていただろう。

自分の出逢った困難に打ち勝って大きな成功を収めた人々の人生は私達に感動を与える。
それは素晴らしい人生経験だからだ。


不幸の中に幸福の種がある。

逆に順風満帆に見える人生が慢心や油断や甘えによって思わぬ不幸をもたらすことがある。

幸福の中にも不幸の種があるのだ。

幸福からも不幸からも学ぶべきものがある。
それは正に人生の妙味といえるかもしれない。


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宮城県名取市亘理町の今の写真が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/



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飯田史彦先生が被災されたとの情報があり現在確認中です。

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
期日は10月23日(日)。主催は舞鶴東仏教会です。詳細が決まりましたら、当ブログにて告知を行います。

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造


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当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後は不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。
『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html