自然を見る 曼荼羅の起源? 心の無駄遣い
作物というのは隔年で出来不出来が交代する。
昨年は有り余るほど筍が採れたが、今年は殆ど採れない。
年配の方によると竹が赤っぽい年は筍がとれないということが言われているそうである。
確かに竹藪を見ると、遠目にも葉の先が茶色いような赤っぽいような色をしている。
昔の人々の自然を観察する眼力と経験の積み重ねというのは大したものだといつも思う。
4月頃は頻繁に飛び回っていたカメムシが在る時期からピタリと出なくなった。
このカメムシも時々大発生したりする不思議な昆虫だが、自然のいろんな条件によって繁殖しているらしい。
自然というのは見えない部分がある。
そして全体としては確実に衰微しているような印象も受ける。
もう少し正確に言うとバランスを崩しつつあるように感じる。
かっては多種多様な動植物が共生していたものが、特定のものだけ繁殖繁茂しつつある。
そのことにいつも一抹の不安を感じる。
池のそばに産みつけられるモリアオガエルの卵も年々少なくなるきがして少し寂しい気がする。
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伊東武さんの「こころを鍛えるインド」に面白い話が載っていた。
画家、イラストレーターでもある伊東氏がインドの子供達に絵を手ほどきすることになった。
画材に選んだのは立法体の石。
寺院の建材の端材らしく、上の面に吉祥天のレリーフが施してあった。(他の面は無地)
子供達にこの立方体を模写させると、多くの子供がこの立方体を平面に展開したかのような、十字型の5つの正方形の絵を描いたというのである…(真ん中の正方形に吉祥天の絵が描かれてあった)
もし、立方体の全面に仏像のレリーフがあったら…
きっと曼荼羅みたいになるのではないか…
すごく面白い話だと感心したのだが、他の方にはどうでもいい話かもしれない(笑)
それにしても伊東さんの絵というのは不思議な魅力があって見ていて飽きない。
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『心のムダ遣い』(鍵山秀三郎「一日一話」より)
生きていくうえで、さまざまなムダ遣いがたくさんあります。
時間、お金、物のムダ遣い。
それより、もっと大きなムダ遣いが心のムダ遣いです。
たとえば、よからぬことばかりを考えたり、安易なことばかりえお考える。
心のムダ遣いの最たるものです。
心のムダ遣いが人間の品性を落とし、人相を悪くします。
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