トックリ消失のトリック 「理趣経」はなぜ読まれるか
暫く前に境内の授物場(おみくじやお守りを置いてある場所)にトックリバチが巣をつくった。
妻いわく「ハクション大魔王の壺」…
ところが昨日になって妻が「あれはスズメバチの巣ではないか?」と言いだした。
スズメバチが巣にいるというのである。そんなはずは…
あんまり繰り返し言うので、現場を見に行ったら、例のトックリ型の巣が消えて、ほぼ同じ場所にスズメバチの巣ができていた。原因は良く分からないが大きくならないうちに駆除しなければならなくなった。
あの場所は蜂にとってそんなに都合の良い場所なのか…謎である。
午前中からはじまった客間のクーラーの設置工事。
業者さんと相談していると家人があれこれ口を出すので閉口。
「設置場所が良くない」とか「室外機が邪魔だ」とか。
挙句…
「室外機を建物の中に置けないか」
とまで言い出した。
…絶対無理!てゆうかクーラーの基本構造を理解していない。
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知人から「『理趣経』というのはとても功徳があるそうで一度聴いてみたいというメールがきた。
真言宗の根本経典は「大日経」「金剛帳頂経」だが葬儀、法要などで読経されるのは「理趣経」である。
松長有慶氏の意見を簡単に要約すると「大日経」「金剛頂経」には読経の功徳が書いてなくて、「理趣経」には読経の功徳が書かれている為に常用経典として広く読まれるようになったのではないかということ。
「理趣経」は600巻に及ぶ「大般若経」の一部がもとになってできた。
今日、日本では「般若心経」を読経したり写経することが一般に広まっているが、この「般若心経」も「大般若経」のエッセンスをまとめたものである。
「般若経」をはじめとする大乗仏教は経典の読誦や写経の功徳を説くことが多かった。
今日、日本人が「般若心経」を読経したり、写経するようになったことと、「理趣経」が常用経典として重用されるようになったことは根っこでつながっていることになるのである。
尤も功徳があるように読めるかどうかはまた別の問題だと思うが…
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