日本になでしこジャパンという光さす

なでしこジャパンに国民栄誉賞が贈られることが決定した。

日本というのは不遇の時は見むきもしないのに、一旦栄冠を手にすると、いろんなお祝いやら成功の追認がどんどん舞い込んでくる。

本当は大切な分野で地道に頑張っている人々にもっと力を与える世の中になるべきだろう。

女子サッカーというのはとても不遇であるといわれる。

遠征費を自費で賄うことすらあったというから大変である。

一方、海外で女子サッカーというのは大変層が厚い。
様々な制度やサポートが充実している。

日本人と外国人では体格も大人と子供くらい違う。

日本人はとにかくルールを守ることを専念するが、外国選手というのは相当ラフな（というかかなりえげつない）こともバンバンやる。

そんな逆境のなかで世界一である。

これはもう奇跡といいたくなる。

そして或る意味、一番不思議に感じるのがなでしこジャパンがこの時期に優勝したということである。

日本が津波と原子力災害でドン底を味わっている時に、一条の光のように優勝のニュースが舞い込んだ。

日本人が打ちひしがれている、この時期に奇跡的に勝ったということは私はどうしても偶然と思えないのである。

眼に見えない力があって、それが何であるかは分からないが、日本人に希望や勇気を与えようとしたように思う。

私はそう思っている。そう確信している。

そしてこの世界というのはとても不思議にできていると改めて感じたのである。

日本人はまだまだ頑張れる。きっと復興するに違いない。

素晴らしきかな　日本

素晴らしきかな　この世界

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『天竺へ　三蔵法師３万キロの旅』
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