お盆終了!(涙)  ボーズから坊主へ 百年前の衣

本日の午後4時でお盆の行事は全て終了…(涙)



…やっぱり疲れた…





お寺にはいろんなダイレクトメールが来る。
先日は音響機器の“ボーズ”からスピーカーの案内が届いた。


明らかに“ボーズ”とお寺=坊主を掛けているノリ。


でも「坊主」というとやや見下した感じのニュアンスがあるようにも思うのだが、いかがなものか…


「本堂の隅々まで、心の奥まで」というフレーズは悪くないと思うが。


音楽関係の方はスピーカーを指してボーズということがあるが、お寺でコンサートをした時に「そこのボーズ」と言いかけたら横にお坊さんが立ってて思わず「おボーズ」と丁寧に言ってしまった…というのはさだまさし氏のネタ。事実かどうかは不明。




お盆の後半2日間は5つのお寺で施餓鬼法要。

何百もの塔婆を供養する大施餓鬼法要もあれば、塔婆5本のプチ施餓鬼法要も。



自坊(自分のお寺)の施餓鬼法要は3つ。
一応住職なので私が導師である。


本日の午前9時は兼務寺院の多禰寺の施餓鬼法要。

納衣(のおえ)というのは僧衣のなかでもかなり正式なもので当地では葬儀の導師も着用する。
本日は納衣を着用。


母が古い夏用の納衣を出してきた。

もとは純白だったのだろうが、薄く色が染み、ところどころほつれている。
よく見ると法具や鳳凰などが刺繍され、もとはとても綺麗だったはずである。
老僧によれば百年近く前のものではないかとのこと。


100年近く夏ごとにこの衣が施餓鬼法要で着用されてきたと思うと少し不思議なような、有難いような気がする。


納衣は広げると畳2枚分くらいある。
納衣は余り着る機会がないので私は上手く着ることができずにいつもモタモタしてしまう。




【後ろがヨレてますがほんとはもっとキチッと着ないといけません】



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