お盆の後 「仏像の本」 岡野玲子「陰陽師」



朝、洗濯干し場の横を通ると、改良服や白衣、襦袢などが竿に掛けられていた。

お盆の期間は毎日のよう着替えるが、お盆が終わって、衣帯が干してあるのを見るとお盆がようやく終わったということが実感できた。

終わったねえ…

幸せ…




午後は娘を連れて謎のプールへ。

以前、市役所に尋ねたら一般利用できるプールは隣町に一箇所しかないという返答だったが、兼務寺院のそばに大丹生コミュニティセンターという施設があってそこにある屋外プールが一般利用できることが判明。そんなことをなぜ役所が把握していないか不思議…


大人200円で子供は無料。しかも保護者1名まで無料。
親子三人で利用してもたった200円。良心的ですな…


帰ろうとすると娘は大泣きして抗議。よっぽど愉しかったらしい。



仏像の本―封印の秘仏と奇蹟の霊験譚 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 44)

仏像の本―封印の秘仏と奇蹟の霊験譚 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 44)

学研のエソテリカシリーズの一冊。

仏像の霊験譚を始めとして全体的に伝奇的な味付けだが、巻末にはきっちり仏像鑑賞の手引きがまとまとめられている。

千手観音は無数の手を持つが、沢山の脚を持つ仏とか、顔が猫の顔になった可愛い地蔵尊などなど珍し仏像も沢山載っている。


仏像は様々なものを手に持っている。
有名なところでは鬼子母神が持っているザクロ。
なんと歓喜天という仏様は大根を持っていることがあるという。
これは初見でちょっと驚いた。


読んでいると時々あっと驚くようなことが書いてある。

三井寺の秘蔵本尊は『千頭五千眼千手千足観音』だったという記述があるそうだが、本当だろうか?
想像もつかない姿である。


日本には30万体の仏像があると言われる。

造仏が盛んだったことは仏教の盛行だけでなく、造仏そのものが大変に重要な意味があったと書かれてあった。
たしかにその通りである。
造仏のへの激しい情熱によって無数の不思議な仏が造られたことが今更のように心に響く。


陰陽師 (1) (Jets comics)

陰陽師 (1) (Jets comics)


先日、林間学校で宿泊した施設に岡野玲子の「陰陽師」が置いてあってパラ読みしたら凄く面白かった。


取り合えずブックオフオンラインで1巻を購入。

どこか崩れたような、退廃的な美しさの絵が原作と絶妙に合っている。

雨柳堂夢咄 其ノ1 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

雨柳堂夢咄 其ノ1 (ソノラマコミック文庫 は 28-1)

女流マンガ化の怪異譚というと「雨柳堂夢話」が好きだが、この「陰陽師」は全く違ったタイプながら原作に不思議なリアリティを与えている。

というわけでお盆の打ち上げ代わりにブックオフオンラインで残り12巻を購入。
届くのが楽しみである。


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5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

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「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。
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[決定版]生きがいの創造

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当山所蔵の快慶作“深沙大将立像”は7月16日から28日まで奈良の国立博物館に出展されます。その前後(8月末まで)は御不在となりますので、当山の仏像を拝観希望される方は御留意下さいませ。7月11日に搬出の予定です。
『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2011toku/tenjiku/tenjiku_index.html