あなたが大好きよ!

  



小学校の警備員のアルバイトをしていた時のこと。

放課後に校庭開放があり、下校した子供達が大勢校庭に遊びに来た。


当時、不審者や変質者などの“困った人”が大きな問題になっていて、防犯上の理由から警備員も子供達と一緒に遊ぶようにという依頼を受けた。



いろんな遊びをしたが、子供達が一番喜んだのは“鬼ごっこ”だった。

追いかけられるスリルや興奮というのは子供が誰しも共通してもっているらしい。




考えてみると獲物を追いかけ、或いは自分が獲物としてより強い生き物から追いかけられるというのが生物の常である。

「追いかけられる―追いかける」というのは生物が深いところで持っている本能の中に刷り込まれているらしい。


2歳の娘は追いかけられて喜ぶというには発展途上で、追いかけられると相好を崩して興奮するのだが大抵は「怖い!怖い!」という。


最初は「怖い!、怖い!」といいながら逃げるばかりだった。
ところが最近、娘は追いかけてくる私を撃退する技を覚えた。


それは何かというと追いかけてくる私に向かって「大好きよ!大好きよ!」と叫ぶのである。

懸命に「大好き!」と言われると私もハッとして追いかけるのを止めてしまう。
それにしてまだ2歳の娘がどうしてそんなことを思いついたのだろうか。


追いかけられた時に相手に「大好き」と言えば相手は追いかけてこない…そんなことを一体どのように考えたのか。


少し不思議な気がする。
幼児の智慧というべきか。


自分に敵対する人間も自分が好きになってしまえば敵でなくなる。

大人はなかなかそんな心境になれなくて嫌いな相手はずーっと嫌いなままだ。
好きな相手と嫌いな相手との間には大きな峻別がある。


敵対する相手を好きになる…私自身そんな心境には程遠いが、そんな意識を乗り越えなさいと娘を通じて何かが教えてくれたような気がしている。




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[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ


演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html

【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 Ⅱ 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造Ⅲ 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/