お坊さんのちょとした違和感

 


例年なら20日の彼岸の入りから23日の中日まで松尾寺で彼岸の法要があるのだが、20日、21日は台風15号の暴風雨の為中止になった。近年稀なことである。


本日から松尾寺の彼岸法要に出仕し、明日は中日法要である。


法要の前後に老僧方といろいろ御話をするが、いろんな蘊蓄が聞けて面白い。


僧侶になって足掛け8年である。

お坊さんというのは定年が無い仕事なので10年未満のキャリアなど吹けば飛ぶようなものである。

だが僧侶になって5年目くらいになると、大体のことは自分でできるようになる。
若い分体力もあるし、知識も増えてくる。
するとどうなるかというと“慢心”するわけである…
自分が一人前になったかのような錯覚を覚えるのである。
もちろん慢心故に痛い目にあったりするが…


ただ最近になって父である先代住職を見ていて実感することは、年齢や経験の持っている説得力である。


居ずまいというか、空気というか…


やはり老僧方には勝てないな…と思うことが多い。


逆にいえば、それが見なかった何年か前の自分というものが未熟だったと感じ、恥いるばかりである。


松尾寺の控室で話していて、最近、参拝に来た方の態度が気になって…という話が出た。
要は60歳、70歳というような立派な大人が、お寺に来て、住職に出逢っても挨拶もしない、タメ口で喋るような人が随分いるということである。


そのことは私も前から気になっていたことだった。


悲しいかな若い人のタメ口やぞんざいな言葉遣いに少し慣れてきた。


だが60年、70年と人生経験を積んできた大人が敬語を使えないのって何?…と思ってしまうのである。

自分がお坊さんだからエライとか、お寺が偉いという意識は無いつもりである。

その上で、でもやっぱりお寺へきて、眼の前に坊さんが居たらやっぱり相応の口のきき方ってできないのかな…と思うことが多いのである。

そのことは若い人のタメ口よりもっと重篤な気がするのだが。


これは私の未熟さ故の謬見なのか、それとももっと別の見方のできることなのか。


本日も時折、雨が強く降ったが、明日から少しは天候も回復しそうである。


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[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/