本尊開帳法要にむけて住職がんばっております

来月7日に兼務寺院の多禰寺で法要を執り行うことになった。

多禰寺の永代供養塔と多禰家墓廟の開眼供養法要である。



画家の北後美智子氏(旧姓多禰美智子)は多禰寺有縁の一族の末裔の方である。

北後氏が多禰家先祖代々の墓廟を建てられることを機縁として多禰寺に永代供養墓ができることになりその開眼法要を行うことになった。



午後1時に境内の熊野権現の社前にて慶賀の神事奉納。

宮司枚岡神社宮司中東様と多禰神社の武曽様。

多禰神社は福井にあって多禰寺ともゆかりの深い古い歴史を誇る稲荷社である。



枚岡神社(ひらおかじんじゃ)は東大阪市にあって河内国一宮で旧官幣大社である。

官幣大社とはかって全国数十万の神社の中から29社だけが選ばれたという由緒ある神社である。お寺でいうなら本山格であろう。

そんな由緒正しい宮司方が境内の小さな社で神事を奉納してくださる…

おまけに宮司様自ら笛曲を奉じて下さり、巫女さんが御神楽の鈴を扇子の舞いを奉納されることになった。



そもそもは熊野権現 熊野本宮大社宮司様が神事を執り行って下さるはずだったが、今回の台風で大きな被害を受けられ、今回は熊野権現の名代として枚岡神社宮司様と多禰神社様が神道慶事を奉じて下さるのである。



これほどの神事が奉納されると本堂のお勤めも私と老僧で…というわけにはいかなくなり役僧の方2名をお願いし、本尊の薬師瑠璃光如来様も御開帳させて頂くことにした。


役僧は市内の真言宗寺院である大聖寺、智性院の御住職に出仕して頂くことになった。


本堂での法要の後、多禰家墓廟と多禰寺永代供養塔の開眼供養を行い、その後は本堂にてセレモニーを行う。


今回、多禰寺に先祖代々の墓廟ができたことを記念して北後美智子氏は舞鶴市に120号の大作を寄贈された。その御縁で当日は市長からも祝辞を頂く予定である。(尤も政教ナントカの関係で無理かもしれないが)


他にも浄土真宗仏光寺派宗務総長様をはじめ錚々たる来賓の方から祝辞を頂戴することになり(殆どは北後先生の知己の方々である)、舞鶴からは松尾寺の前住職である松尾心空上人様からお言葉を頂戴することになった。



当山のような鄙刹にとっては一大行事であり、この次これくらい人が集まるのは老僧の葬儀くらいであろう…。いや住職の葬儀のときだってこれほど大掛かりにはならないはずである。


だがこの一大行事も詳細が決定したのは今月に入ってから。
当山のような山寺なら1年かけて準備するような大法要である。
とにかく時間がないのである。


今日も引き出物用の袋を50センチ×40センチで発注したつもりが40センチ×50センチで届いて青くなった。



本日は畳替えの為に業者さんに来てもらい、畳を全て搬出してもらった。

畳の下まで掃除するのは20年ぶりくらいだろうか。


畳の下から小銭少々が出て来た。
小銭のなかには「寛永通宝」まであるというのがお寺らしい。


畳屋さんは市内の上羽たたみ店というお店で中学時代の同級生。
仕事の合間に当時に話題が出ると話は尽きない。


果たして本当に準備が終わるのか…だんだん心配になってきた。


というわけで10月7日の法要にむけて当ブログも時々お休みするかもしれませんが御了承頂きたい。


どなたも御自由にお参り頂いて結構ですが、きちんとした御もてなしができそうにないので御了承頂きたい。

記念品に多禰寺の新しいお守りを考えて発注したので50名様くらいには御配りできそうである。


お薬師様の壺の形をしたお守りである。壺の中にはお薬師様の御真言が入っている。

ガンダムファンとしては「マ・クベの壺お守り」としたいところだが、それでは殆どの方に理解不能なので、「癒しの薬壺お守り」ということになっている。

【雨天の多禰寺本堂。文政6年建立。法要当日は大快晴でありますように!】


ブログランキ

ング・にほんブログ村へ
にほんブログ村←いつもご訪問ありがとうございます!
丹後の山寺の住職に応援のクリックをポチッとおねがいします(^人^)



       【告知】

[決定版]生きがいの創造

[決定版]生きがいの創造

「生きがいの創造」シリーズの著者である飯田史彦先生の講演会を舞鶴で開催することが決定いましました。

飯田史彦講演会のお知らせ



※※※ 先生のHPでは講演開始時間が1時半となっていましたが(訂正済み)、正確な講演開始時間は下記のとおりです。

演題『生きがいの創造〜こころの復興へ〜』

【期日】 2011年10月30日
【時間】 15:30〜17:30(受付15:00)
【場所】 京都府舞鶴市字浜2002-3  『ホテル マーレたかた』(0773-66-2000)
     最寄り駅『JR 東舞鶴駅
【入場無料】定員160名(但し先着順。定員数になりしだい入場を制限しますのでご了承ください)
【主催】  舞鶴東仏教会

※ 飯田史彦先生の公式HPにて御紹介頂きました
http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/sub39.html


【飯田史彦プロフィール】



1962年、広島県生まれ。経営心理学者、カウンセラー。2009年までの19年間、福島大学経済経営学類の助教授・教授を務め、東北大学大学院、筑波大学大学院などでも開講。2009年3月末で教授職を辞し、「誰のいかなる悩みに対しても、飯田自身が2時間をかけて、完全無料でカウンセリングを行う」という画期的な社会福祉施設、「光の学校」(飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所)を設立。医師や看護師の学会・研究会での講演も多数にのぼり、2007年には京都大学からの依頼で、百周年記念ホール(収容500名)を立ち見多数の超満員にする、「生きがいの創造」と題する伝説的講演を開催。その後も、東京・文京シビックホール(収容1800名)を単独で満員にするなど、600回を超える講演会を行ってきた。ひとりの研究者として、あらゆる思想・宗教団体からの中立を守っている。
著書として、180万部を超えるベストセラーとなり7か国語に翻訳された「生きがい論」シリーズ、代表作『幸せ思考 〜脳と自意識の力で人生を切り拓く』(PHP)、『決定版・生きがいの創造 〜スピリチュアルな科学研究から読み解く人生のしくみ』(PHP)、『生きがいの創造 ? 〜永遠の愛・めぐり逢う生命』(PHP文庫)、『生きがいの創造? 〜世界標準の科学的スピリチュアル・ケアを目指して』(PHP)、『ツインソウル《完全版》 〜死にゆく私が体験した奇跡』(PHP文庫)、『愛の論理 〜私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?』(PHP文庫)、『いのちの伝言』(小学館)など、20冊以上を発表。
毎日数千人の読者が訪れるホームページ、「飯田史彦研究室へようこそ!」のURLは、次のとおり。 http://homepage2.nifty.com/fumi-rin/



【告知】
5、6月の岩手、宮城、福島の震災被災地の状況が以下のサイトで見られます。

http://www.flickr.com/photos/ikukoishida/