仏教というサプリメント
本日も天候不順で参拝が少ない。
本堂で参拝を終えて庫裏の来られた方が
「ここは自然が豊かですね」
と感心したように言われるので
「どうしてですか?」
と尋ねたら
「猿が2匹本堂の石段を上ってました」とのこと
昼間から猿が徘徊するようでは困るのだが…
- 作者: 谷美智士
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 1991/10
- メディア: 単行本
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少し調べたいことがあって谷美智士(たにみちお)氏の「東洋医学と西洋医学」(プレジデント社)をパラ読みしていたら、夫婦の一方が急に亡くなると、遺された配偶者はその後の1、2年間の発病率が異常なほど高くなると書かれてあった。
仕事柄、いろんなケースに出逢うが、確かに配偶者が亡くなると遺された配偶者が体調を崩すというのはとても多いと感じる。
お寺にとって遺族の方とどうお付き合いしていくかというのは心のケアを考えるうえでとても大事なことである。
谷氏によれば、脳の中に網様体という部分があって感情や自律神経と繋がりを持っているそうである。
神経部分である網様体と免疫を司るリンパ液は本来全く関係が無い筈であるにもかかわらず網様体が破壊されると、免疫にとって大切な白血球の働きが大幅にダウンするという。
感情と生理機能は間違いなくしっかりつながっているようである。
不快感や不安感で生理機能が低下することは日常的に体験することである。
言い換えるとくよくよしない、楽天的であることは健康で長寿の条件としてはとても大切であるようだ。
このことはいろんな方面で説かれ始めているが、日常で出会ういろんな出来事に対して心を保ち、明るく、前向きに生きて行くというのは簡単なことではない。
仏教が心を明るく、平穏に保つサプリメントのようなものになった良いと思っている。
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