本日は曇天 森浩一の歴史学
本日は曇天。時々晴れ。
午後から雨の予報だったのだが、結局雨は降らなかった。
お参りの方が雨に逢わなかったのは幸いだった。
明日の降水確率は80パーセント以上である。
明日は団体参拝のバスの到着する昼過ぎから午後3時までが強雨とのこと。
境内の説明や法話は戸外で行っているので晴天だと気持ちが良いが、雨天だとどうしようもない。
流石に疲れたので先日は久しぶりに高浜の湯っぷるという浴場へ。
大きなお風呂に入ると疲れがかなりとれた。
ストレス解消はお笑い系のDVDで。
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流石はM-1の優勝者だけあって、レベルの高いコントの数々である。
後一週間ほどで繁忙期も終わり、また静かなお寺に戻るだろう。
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最近歴史関係の本を読むことが多い。
体系的な読書ではなく、アマゾンのレビューを読んで面白そうなものをマーケットプレイスか、ブックオフオンラインで買う。
本日は森浩一さんの本がブックオフから何冊か届いた。
宮津、舞鶴、小浜にかけてはいろんな関連があるように思うが、ひとつのまとまった文化圏と考えるには広すぎように思っていた。
だが、森氏によれば古代の日本というのは全国に様々な特産品を産出する名地や高度な技術の集積地帯があり、それらが非常に広範囲に交易や交流していたらしい。古代の日本人はとても広い範囲を航行していたらしい。
地図を逆さにすると日本は大陸にへばりついた潟のように見える。
広いように思っている日本海がささやかな内海のように感じるから不思議である。
日本書記に「越の国から燃える水と燃える土とを献上した」という記述がある。
燃える水は石油だが「燃える土」とはよく誤解されるような石炭ではなく(確か昔読んだ教科書には「石炭」と記述してあった)、天然アスファルトなのだそうである。
天然アスファルトは接着剤などとしてかなり広範に使われていたそうである。
潮流と櫂だけで簡単に長距離を航行できたのか…と疑問に思われるかもしれないが、1982年に当時を模した丸木舟を作って明け方から日没まで櫂で漕いで隠岐島から島根県まで到達することが実証されたという。
八丈島というと江戸時代の流刑地というイメージがあるが、この八丈島からも縄文人の定住の痕跡があることから縄文人は広大な距離を航行する技術を確立していたようである。
古代人のスケールの大きな行動力を想像するとなんだかワクワクしてくる。
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