年の暮に 怪奇なる日食 「四天王」
午前中は雨。相変わらず天候不順。
午後から晴れたので夕方、裏山の斜面の伐採をしようと思ったら、雨の後なので足場が非常に悪かった。
屈んで作業していたらズボンがびっしょり濡れていた。5時前には陽が落ちて作業できなくなる。
1年がもうじき終わろうとしている。
週末に当地で行われる「関西花の寺二十五カ所」の年度末総会が無事終われば大きな行事は全て終了。
今秋は10年、20年に一回という行事が幾つも重なって大変だったが、どうやら無事に終わりそうである。
助けて頂いた大勢の方々に感謝感謝である。
逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎
- 作者: 井沢元彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/12/05
- メディア: 文庫
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数日前の夜に妻が呼ぶので勝手口から出ると月が不思議な光を放っていた。
後から皆既月食だったと知った。
古代史のトピックでいくつか面白い事件がある。
紀元248年に皆既日食があったが、この年は「魏志倭人伝」で卑弥呼が死亡したとされる年号なのである。
この2つの事柄には何か大きな事件が隠されていそうである。
有名な天照大神の「天岩戸隠れの故事」もこのことと無縁ではないだろう。
天岩戸隠れの一番穏当な解釈は日食によって太陽が姿を消し、再び姿を現わすことであろう。
だがこの年に卑弥呼が死んでいるとすると…
岩戸とは古代の墳墓であるとする説がある。
隠れるとは死を表現することが多いが、では天照大神の復活は何を意味するのだろうか。
死んだ天照大神=卑弥呼?が生き返ったはずはない。
卑弥呼の死後に新しい巫女が出て国が治まったことを指すのか…
四天王―仏敵から世界を護る最強の守護神 (神仏のかたちシリーズ 2)
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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アマゾンのマーケットプレイスに注文していた「四天王」(学研)が届いた。
このシリーズは数冊しか出ていないが百点以上の写真が掲載され、仏像を儀軌、歴史、
造形、信仰など様々な視点から整理している。入門書としてはとても素晴らしい。
送料を入れても1000円ほどなら大変安い買い物である。
仏像の世界というのはかなり広大なジャンルでとにかく知らないことだらけである。
仏像が纏っている“天衣”(てんね)というのは天女の「天の羽衣」みたいなものだと思っていたら、本来は天部の装束の総称が天衣であり、四天王が来ている衣服も、当然ながら天衣にはいるのだとか…
古い乾漆像だと色彩が剥落していて細部が分からないことが多い。
東大寺戒壇院の四天王は四天王像、というより日本の仏像の最高傑作であると思っているが、一見すると同じような武人の姿に見えるが、一人だけ金属製の鎧をつけ、他の3体は皮革の鎧をつけているなどというのもなかなか興味深い。
本書はおまけとして様々な眷属が取り上げられている。
見たことも聞いたこともない仏像が沢山あった。
「散脂大将」などという天部の仏様まである。
ダイエットの祈願を頼まれたら本尊として請来できないだろうか。
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